バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

その一言がビタミン

2008年08月06日 | お仕事
そういえば今朝、右片足がベッドからずり落ちて目が覚めた。

もしや思って起きてみると、やっぱりこいつが
私の股間で伸びて寝てて、優しい私は無意識にも
足で彼女を蹴ってしまわないようにと、端っこに端っこにと移動し続けて、
体がベッドから落下する前にかろうじて右足がずり落ちたというわけだ。


ちょっとフリスキー。あれほど股間で寝るなって言っただろ?え?!(ずぃ!)


あ...。えーっと。  酔っ払ってたんだよ。 (←嘘)

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今日はレポートの最終日で、朝もどんどんレポートを仕上げていきたかったが、
その前に、デイリーセールスレポートをマネッジメントに提出しとかないと
いけないので、その情報を収集していたときのこと。

あるレポートは私もまだよく見慣れてないコードがたくさん付いてあって、
カウンセラーが間違ってつけたエラーコードを見出すのが大変だ。

で、それは毎朝一緒にレポートを見てるベッキーに助けてもらうしかない。

今はもう私は自分のデスクでセールスレポートの情報処理ができるように
なったので、ベッキーとは電話かメールでやり取りする。

デスクのロケーションもまるでNYとLAぐらい、端と端に位置するので
この方が簡単なのだ。

コードをチェックしてもらったついでに、メールにこう追加文があった。

「統計アナリストの募集、でてるよ。アプライすれば?」

「アプライすれば?」とは「応募すれば?」という意味です。

確かに今、統計・予算アナリストの予備軍として朝の数時間だけ
よその部署に配属されて勉強しているのだけど、募集がでてることは
知らなかった。

っていうか、今いる職場や状況がとても幸せなので、
現状を変える気持ちがないのでJOB POST(社内募集)を見る気もないのだ。

そしてベッキーがその募集要項を添えてメールしてきた。

やっぱりというか、まだまだ勉強することばかりだ。

2年ぐらい前、実は同じ会社内でもまったくフロアの違う部署が
同じ職種で募集していて、何も考えてなかった私はそれにアプライしてみた。

数学のペーパーテストを受け、それに合格してエクセルの実技テストを受けた。
応募者が多くて、もちろん私など採用されることはないと思っていたが、
そのとおり、見事に落ちた。

そのときに悟ったことは、自分の知識の無さだった。

知っているだろうと思ったことが、実際に役に立たなかったことの
悔しさは、私からやる気をがばっと奪った。

そういう経験があるので、「いや、まだまだ私には無理だよ。
勉強することが多くて。もちっとこの仕事で慣れてからチャレンジするよ。」
とメールで彼女に知らせたら、

「ケイエスは今やってること以上が絶対に出来ると思うの。」

そして、

「I believe in you.」(私はそう信じてるんだからね)

と送り返してきた。

その一言に、思わずホロリとしてしまった。

いや、うっかりするとそのまま机に突っ伏して泣き出すところだった。

辛くても自分の仕事だから、責任をもってこなしてゆくことが
当然の義務だと思ってやってる仕事でも、
見てくれる人はちゃんと評価もしてくれるんだなと、
やけに熱くなってしまった今朝のひとコマ。

日本に「これがあるだけで白いご飯が何杯も食べれる!」という
美味しいオカズがあるように、私は彼女のその一言で
どんなに辛くても頑張っていけそうなエネルギーを得た。

なんだか照れ臭くて、

「ベッキー、あんたはこれから転職して*モチべーショナルスピーカー
になりなよね。サンクス。」(*人々にやる気を起させる講義を行う職業)

とメールで送ったら、

「そうね。考えとく。あ、さっきの言葉、サービス料は50ドルです。」

と返事が届いた。







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