バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

Drive-Thru Good Bye

2020年05月21日 | お仕事
来週火曜日から、同僚のアレン君が新しい職場での第一歩を歩み始める。

OGPイメージ

同僚の門出に - バージニア労働者

今日仕事中、ブラッドから部署全体にメールが届き、同僚のアレン君が別の部署のポジションへ就くことになったことが知らされた。彼も私たちと同じアナ...

同僚の門出に - バージニア労働者

 


今テレワーク中だしお別れ会ができなくて残念だよねと言うと、誰かが面白いことを提案した。
ドライブスルーお別れ会は?


皆さんはドライブスルー卒業式って聞いたことありますか?
アメリカでは先月の卒業式シーズンだったときに、パンデミックで卒業式が中止になった学校が、ドライブスルーで卒業証書を渡すというのがネットで流行って、
いろんな人がドライブスルー「なんちゃら」をやり始めた。


私たちはアレン君のために、ドライブスルーお別れ会をしてあげるのだ。もちろんサプライズ。
シナリオはまず、

1.みんな仕事が終わった後、アレン君ちの最寄りのコンビニに集合する

2.奥さん(仕掛け人)にはあらかじめ職場からアレン君の好きなレストランからのディナーの差し入れが届くとアレン君に行ってもらい、家から出さないようにしてもらう

3.コンビニに集合した私らはそれぞれの車に乗ったまま一列になり、アレン君ちへ向かい、

4.家の前をクラクション鳴らしながら一列で通過し、ドライブスルー形式で楽しくお別れする



というものだった。


今日は仕事が終わったら残業はせず、みんな一斉に出かけた。
私は彼の好きだと言うビールを買ってから、例のコンビニへ向かった。
みんなそれぞれで何かを差し入れる予定にしていた。
ブラッドがディナーの差し入れをピックアップしてゆく予定。


指定されたコンビニは、街から離れた行ったこともない場所で、GPSを使っていったがそれでも自分がどこを運転しているのかわからず、
そこはかとない不安感が込みあがってくる。私が住んでる所も郊外なのに、その郊外すら都会に見えた。


到着したら、ほぼ同じ時間に隣の男も到着。久々に見る、懐かしい職場の隣人。思わずお互いに、懐かしさで叫んだ:)
ビデオ会議で会ったばっかりなのにね!
その後、エイドリアンがやって来て同じように叫ぶ。
それからブラッドが到着して、デミ嬢が遅刻して到着。


それからみんなで連れだってアレン君の家へ向かった。
あらかじめコンビニを出るときにアレン君の奥さんに「今から行くからちょっと外に出させといて」と電話しておく。



タウンハウスに到着して、ブラッドが筆頭にクラクションを鳴らし始めた。
私たちもクラクションを鳴らす。ちょうど表にいたアレン君がびっくりして大笑いしていた。
これを日本でやったら相当ヒンシュクものだよね。


ドライブスルーの予定だったけど、それぞれみんな渡すものがあったので、一旦車を停めて広い場所までアレン君夫妻が来てくれた。


プレゼントは直接渡せないので、地面に置いてから二人に受け取ってもらう。
私たちも固まって話ができないので、ソーシャルディスタンシングを取りながらちょっと話した。





ハグもできないし、握手も近くで話すこともできないのがすごく残念。
ハグなんかする文化だからアメリカはコロナが流行したんだと言われればそうなのかも知れないけど、
そうだとしても、ハグがどんなに良いものか、その文化の中にいればきっと理解されると思う。
離れなければならないたった2メートルほどの距離が、もどかしい。


この変な距離、気が狂いそうだよね。


と言いつつ、曖昧な距離を保ってぎこちない記念写真。





これはいろんな意味で思い出になりそう。


またねと言って、みんなと別れてからGPSを使って家に帰る。
このデバイスが無ければ絶対に一人で家に戻れないような感じ。
自分がどこを走っていて、本当に家に帰れるんかなという不安がこみ上げる。
そして、どういう道を通ったらここへ出るん?ていうようなからくりの道路を抜けて、家路に着いた。


すぐ隣の部署へ行くだけのアレン君に、こんなサプライズをして喜ばす私の職場。
私たちは本当に仲が良いのだった。


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今日のハニバニランチは、ポーランド料理。



ホウレンソウとポテトピエロギ!
お肉無し料理なので、ハニバニ的には「まあまあ」だったよう。
私はもちろん美味しく頂きましたー。
トッピングの、カリカリに上げたフライドオニオンが香ばしくて良かった。
クリーミーで濃厚なので、すぐにお腹いっぱいになりました。

ごちそうさまー。ゲフー。



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