マメ科フジ属の落葉木本性ツル植物です。この季節立派な藤棚で垂れ下がる紫色のフジの花を見かけます。藤棚の下で野点などをしている公園もありますね。なかなか風情のある和の風景です。よく似たものにヤマフジがあります。この時期山道を歩くと大きな木に巻きついたヤマフジが綺麗に垂れ下がって咲いているのを見かけます。ヤマフジは花の大きさがやや小ぶりでツルの巻き方が右巻きであることがフジと違うところのようです。今度よーく観察してみましょう!
ツツジの中でも好きなものの一つです。自宅にも植えて観賞しています。学名は「Rhododendron pulchrum cv.Oomurasaki」で、ツツジ科の落葉低木です。園芸品種の中でも、とりわけ多く公園などの植栽や道路脇の植木や家庭の庭に植えられて、鮮やかな紫色の花が盛り上がったように情熱的に咲いているのを見かけます。ヒラドツツジの仲間で、慶良間ツツジと琉球ツツジとの交配種であるとの説もありますが、詳しくはわかりませんでした。
クリスマスの頃に咲くバラに似た花と言うのが名前の由来です。別名を「雪おこし」とも言われ、原産地であるヨーロッパの冬の大地で雪を起こして花を咲かせることに由来しているそうです。学名は「Helleborus niger」で、荒れた土地に生息する意味があると記述されています。いずれにしても寒い時期の花ですね。地味な緑色をした花も珍しいですが、ヨーロッパの冬の荒野にひっそり咲くこの花は、まさに貴重なものだったことでしょう。わが国でもクリスマスの頃になると園芸店の店先を賑わして愛好者も多いようです。3月頃までは店頭で見ます。写真は知人から送っていただきました。自宅で愛情を込めて育てている感じが伝わりますね。緑色の花がとても美しいです。花言葉は「慰め」だそうですが、まさに癒されますね。