学名は「Viburnum plicatum Thumb. var.tomentosum Miq.」と銘板に記述されていました。 スイカズラ科ガマズミ属の常緑小高木です。本州から九州及び東アジア地域にかけて分布します。花序の周縁に白い装飾花があると記述されています。写真で見ると白い蝶々のような花に見えるものは、装飾花と言われるもので、5枚あり、大きさが違います。特に蝶の頭のように見える極小さなものもあります。実際の花は、淡黄色に写っている中央の小さな花です。写真を拡大してみますと、数輪が咲いているのがわかりますね。オオデマリはこのヤブデマリから造られたとされます。写真は5月7日頃近くの大学の遊歩道付近で撮影しました。
学名は「Quercus acuta Thunb.」と銘板に記述されていました。ブナ科コナラ属の常緑高木です。樹高は20mにも及び巨木に成長します。木材は赤みを帯びており、強靭で、この木の名前の由来にもなっています。写真は大学近くの遊歩道で5月7日に撮影しました。新枝から黄色の房のように垂れ下がって咲いているのは、雄花です。雌花は葉腋に直立するように付いており、2年かかって成長し「どんぐり」となって実ります。昔から村のご神木などとして重用されている木ですね。
初夏ミカンの花が咲き始めました。学名は「Citrus unsiu Marc.」で、ミカン科ミカン属の常緑低木です。5月頃花が咲き、緑の実がだんだん大きくなって、晩秋の頃黄色く熟れてきます。正月にコタツで食べたあのミカンですね。童謡「みかんの花咲く丘」にも詠われているみかんの花です。♪~みかんの花が 咲いている 思い出の道 丘の道・・・~♪ 子供の頃よく歌いましたね。作詞家加藤省吾が伊東市のみかん畑をイメージして書いた詩と言われています。戦後間もない頃、童謡歌手川田正子が明るい声で歌って多くの国民を勇気付けたものです。最近「童謡」が見直されていると聞いて喜んでいる一人です。みかんは食べても花を知らない子供たちも多いでしょうから掲載してみました。写真は、5月11日に近所の道路沿いにある果樹を撮影したものです。