学名は「Lamium album var.barbatum」で、わが国を初め朝鮮半島や中国など東アジアに広く分布するシソ科、オドリコソウ属の多年草です。地下茎で繁殖するため、群生することが多いです。花の形が笠を被った踊り子のように見えることから「踊り子草」と命名されたようです。写真は、5月13日に牛久自然観察の森で撮影しました。写真の花は白い色をしていますが、ピンク色のものもあるようです。同じ属で似た名前のヒメオドリコソウがありますが、花はずっと小さく、ヨーロッパから渡来し帰化した一年草です。
学名は「Ligustrum obtusifolium」で、モクセイ科イボタノキ属の落葉低木です。北海道から朝鮮半島にまで各地に広く分布しています。ネズミモチと同じ属です。この木の樹皮には、イボタロウムシが寄生し、これからとれるイボタロウといわれる蝋状のものは、家具の艶出しや止血、強壮などの薬用にも使用できると記述されています。秋には黒っぽい小さな実がなります。写真は5月22日に牛久自然観察の森で撮影しました。まだ蕾状態で一部しか開花していません。今度開花したものが撮影できたら画像を変更します。