つくば実験植物園で咲いていました。つぼみの状態では、まさにつくしの形をしていますが、開花すると写真のように見えます。また、1月頃この植物の茎の根元を見ると白い霜柱ができているのを見ることがあります。説明によれば、本州(中国地方)、四国、九州に分布するシソ科の多年草です。冬地上部分は枯れても暖かい地面にある根は水を吸い上げているので、茎の中の導管を上がってきた水が滲み出して冷たい外気に触れることで霜柱になるとのことでした。寒さが厳しくて、地面が凍ると根も水揚げができなくなると記されていました。別名は、オオマルバノテンニンソウと呼ばれています。写真は10月17日に撮影しました。
つくば実験植物園で咲き始めていました。園芸用の品種で、菊花展では大きな花を見ることがありますが、この植物園では、まだ咲き始めでしょうか、花の直径は6から7cm程度でした。花弁外とのようになっているのが特徴です。
つくば実験植物園で咲き始めていました。京都府右京区嵯峨で江戸時代に作出された美しい園芸用の菊です。古代菊の一つで、直径は9cm~18cm程度になり、花弁は糸のように細くなっています。嵯峨野大覚寺で行われる菊花展では、「七五三」作りが有名です。植物園では、手間をかけられないからでしょうか、全部草丈が低い状態で咲いていました。写真は10月17日に撮影しました。
つくば実験植物園の絶滅危惧種展示区画で花を咲かせていました。独特の漏斗状の白い小さな花が集まっています。鹿児島県奄美大島と沖縄県石垣島の山地の岩場に生育し、台湾にも分布しています。国内の生育地では野生種が減少しており、絶滅危惧IA類(CR)に指定して保護されています。スイカズラ科の常緑低木で、樹高はおよそ1m程度です。ツクバネウツギのように花が落ちても衝羽根に似た萼片がしっかり見えます。写真は10月17日に撮影しました。