近所の花壇で咲いていました。南アメリカの熱帯地方原産のナス科、タバコ属の一年草(場霜が降らない地方では、宿根草として越冬します)です。この植物は、桃山時代に観賞用として輸入されていますが、明治37年の「たばこ専売法」によってたばこやニコチアナ属の植物の栽培が一般には禁止されたため、しばらくは観賞用にも栽培できませんでした。1985年に「たばこ専売法」が改正され、「日本たばこ産業(株)」の発足とともに、花煙草は園芸用として栽培できるようになっています。園芸店での流通名は、「ニコチアナ」となっているところもあります。写真は6月4日に撮影しました。
霞ケ浦総合公園の池の中で美しいスイレンが咲き始めていました。これから夏に向かって涼しさを演出してくれます。スイレンとハスの違いは、いろいろあると思いますが、かつて専門家の方がラジオで説明していたのがまだ耳に残っています。それは、水面に浮かんでいる葉の形にあります。ハスは、丸い葉で切れ目がありませんので、早朝には水滴が葉に溜まっている写真を見かけます。一方スイレンは、写真のように丸い葉ですが、葉に切れ目がありますので、明瞭に区別できます。写真は6月4日に撮影しました。