つくば植物園の温室で実っていました。説明板には、学名「Hylocereus undatus」で、熱帯アメリカ原産、サボテン科と記述されていました。ドラゴンフルーツは、果実の色が赤いものが多いようですが、20年位前から沖縄や九州でも栽培されるようになり、写真のような黄色い果実のドラゴンフルーツ(イエローピタヤ)も出回っています。収穫時期は1月から3月頃だそうですから、今が旬と言うことでしょうか。果実を半分に切ってスプーンで果肉を頂くと甘くて美味しいようです。またこの果実は、高血圧予防とか動脈硬化予防などに効能があると言われて近年健康食品としても注目されていますね。
つくば植物園で撮影しました。熱帯雨林温室の廊下に大きな鉢があり、そこで咲いていました。比較的大型のランです。ラン科シュンラン(シンビジウム)属で、ミャンマー~中国南部の岩山等で、水が豊富なせせらぎのようなところに自生しているようです。写真は一輪を拡大して撮影しましたが、一つの花茎に7~8輪くらいの花が付いています。全体では数本の花茎があり、30輪くらいの花が咲いていますから、とても豪華に見えます。
つくば植物園の温室でサンジャクバナナの花が咲いていました。写真をクリックして見てください。上のほうに緑色のバナナの形をしたものの先端に白い雌花が咲いています。下のほうに紫色の球状のものが見えますが、これが雄花です。最近バナナも健康食品として毎日のように食卓を飾っていますが、花を見ることは少ないので、掲載してみました。バナナを食べるときに思い出してください。東南アジアが原産地で、バショウ科、バショウ属の常緑多年草です。気温が10℃以上であれば育てられるようで、最近は園芸種を冬場温室で越して、夏場は屋外で育てている人も多いようです。
つくば植物園の温室で1月18日に撮影しました。説明によれば、学名は「Limnocharis flava」で、オモダカ科、キバナオモダカ属の多年草です。大型の水生植物ですね。原産地は、西インド諸島、熱帯アメリカ地域のようです。大きな葉が水に浮いており、その中に小さな3弁の黄色い花を咲かせています。若い葉や花は香味野菜として食材にもされるようです。別名は「沼大葉子」(ヌマオオバコ)だとか。綺麗な花ですね。
土浦市並木にあるロウバイ園へ行ってきました。青空を背景に見るソシンロウバイはとても美しいですね。車を降りると直ぐに辺り一面にプーんと良い香りが漂っていました。2~3mの木が十数本あるのでしょうか、どの木もほぼ満開で、香りが一番強い時期でしょうね。この花は以前に掲載したロウバイより色が濃くて黄金色をしているように思いました。
近所の庭で今年も咲き始めました。黄色い蝋細工のような綺麗な花です。花に近づくとほんのりよい香りがします。春の到来を一番に知らせる花の一つです。とても香りがよく、花弁は蝋を塗ったような感触があることから、この名前がついたのだと思います。原産地は中国ですが、日本に渡来したのも古く、江戸時代初期の頃といわれています。花言葉は早春にいち早く咲くからでしょうか、「先導」「先見」などです。先を見通す力があることの例えとして使われるようですね。
近くの大学の遊歩道で蕾が膨らんでいました。別名を「ネジレスギ」とか「クサリスギ」ともいうと書かれていました。名前の由来は、小枝と葉がねじれていることからだそうです。写真を拡大して確認してください。銘板によると、学名は「Cryptomeria japonica 'Spiralis'」で、スギ科、スギ属の常緑高木で、園芸品種であると記述されていました。学名でお判りの通り、日本が原産です。葉が捩れて竜巻のように見えることから「タツマキスギ」の異名もあるとか。花粉症の方は、見るのも嫌かもしれませんが、これがもう直ぐ開花して花粉を撒き散らします。風が吹くと花粉が黄な粉を撒くように流れていくのが目に見えますね。
大学に隣接する遊歩道で綺麗な「椿」が咲いていました。ツバキは、濃い緑色の艶のある葉に紅色の花弁、そしてその中央に黄色い雌しべと雄べがバランスがよくてとても美しいです。冬枯れの木が多い中で、春の先取りをして咲いています。これから外歩きをすると、道端の草などが一日一日緑が濃くなってくるのがわかります。春の芽生えを感じて、自然から活力をもらえるように感じます。
つくば植物園の温室で咲いています。説明書によると、「Agave sp.」で、リュウゼツラン科と記されており、リュウゼツランに一種だとか。花は、「マスト」と言われる花茎が伸びて、その周りにできる穂状の花序を形成しています。下の方から逐次咲いて上に伸びているようです。高さは3m近くになっていると思います。最上部の10cmくらいのところはまだ花が咲いていました。下の方は、花が萎んでいますが、丸い円筒のような穂状の花序はしっかり残っていました。珍しいですね。
つくば植物園の温室で直径20cmらいの大形の薄いピン黄色の花が咲いていました。緑色の濃い葉が幹から横に伸びており、幹の先端にこの花が咲いています。別名を「キング・プロテア」と呼ぶそうで、さすがに花の王様と称されるだけあって、立派な花ですね。ハワイでは、ホテルやレストランでも飾られているのを見かけることが多いとか。アフリカ南部ケープ地方原産ヤマモガシ科、プロテア属の常緑低木です。
つくば植物園の熱帯温室で咲いていました。薄いピンク色の花の形が、海老の尾のように見えることから、名前を覚えやすいですね。これは、実は「苞」です。この苞は、日にちが経つとだんだん赤褐色に変色します。写真は、1月5日に撮影しましたが、まだ薄いピンク色をしていました。花はその先端部分に白く飛び出したように見える小さなものです。メキシコ地域が原産で、学名は「Justicia brandegeana」と記述されていました。キツネノマゴ科、ジャスティシア属の常緑低木です。最近は鉢物にして園芸店でもベロペロネなどの名前で見かけることがありますね。
つくば植物園の熱帯温室で咲いていました。沖縄以南の熱帯アジア、オーストラリア、太平洋諸島などに分布し、準絶滅危惧種に指定されている植物だと説明板に記述されていました。黄金色が美しい珍しい花でしたので、撮影しました。和名は「コウシュンカズラ」で、キントラノオ科、トリステラティア属の常緑蔓性低木です。温室の中では、通路の手すりに巻き付いている状態で展示されていました。自生している地域では、他の木などに巻き付いて成長するようです。最近は園芸品種もあり、販売されています。
つくば植物園の水生植物温室で1月5日に撮影しました。ホテイアオイに似ていますが、茎が太いですね。花は青紫色でとても綺麗です。
説明板には「Eichhornia azurea」、ミズアオイ科と記されていました。細部はよくわかりませんので、また調べてみます。
説明板には「Eichhornia azurea」、ミズアオイ科と記されていました。細部はよくわかりませんので、また調べてみます。