つくば実験植物園では毎年十月中旬頃「きのこ展」が行われています。食べられるもの、毒があり食べると危険なもの、まだ食べられるかどうかわかっていないきのこに区分して展示されます。数が多いので、とても全部は撮影できませんので、良く知られているものや珍しいものを数種類紹介します。始めは、茨城県の主要な栽培きのこであるシイタケです。シイタケは金賞栽培と原木栽培があり、味の良さでは原木栽培が良いようですが、室内で大量に生産できる菌床栽培利点があり、近年菌床栽培が多く出回っているように思います。写真は10月21日に撮影しました。
つくば実験植物園では、あちこちに紫式部が植えられています。コムラサキの美しい紫色の実が9月下旬頃から色づき美しいのですが、ムラサキシキブは、それから一月ほど遅れて10月半ばころから色づき始めます。紫色の実も比較的小さく見過ごしてしまいがちですが、毎年見ているととても気になる美しい実です。古来多くの人々が愛でて来たのが良くわかるような気がします。11月初め頃には見ごろになると思います。写真は10月21日に撮影しました。
つくば実験植物園の中で見つけました。秋に花を咲かせます。比較的暖かい地方の海岸付近の草地や低木林で生育しています。葉は表面が濃い緑色で裏面は銀白色で特徴があります。白い花を秋に咲かせて冬を越し、4-5月頃に赤く熟して食べられます。写真は10月21日に撮影しました。
つくば実験植物園のあちこちで十月初旬頃から赤い美しい実がついているマユミを観ることができます。淡い紅色の実が割れて中から濃い紅色の種が見えます。「真弓」の和名は、柔軟性があってなおかつ硬い樹質が特徴で、弓を作る材として使われることからだと言われます。こけしや将棋の駒、小児用おもちゃ、櫛などもこの樹から作られるようです。写真は10月21日に撮影しました。
海岸付近の崖や砂地に生育している白色の花弁の小さな花です。花の直径は2㎝程度で、草丈は低く、海岸植物の特性があります。前掲載のハマギクと比較して観てください。花の大きさも草丈もハマギクの方が格段に大きい事が判ります。説明によれば、ハマギクは日本固有のキク科の亜低木。コハマギクは、キク科の多年草であり全く違う種類だとのこと。写真は10月21日に撮影しました。
つくば実験植物園で開花が始まっていました。海岸付近に生える多年草で、緑の濃い葉の裏側には繊毛が多く灰白色に見えるのが特徴です。奄美大島などに分布羽している野路菊です。
写真は10月21日に撮影しました。
写真は10月21日に撮影しました。
つくば実験植物園で見かけました。秋が深まったころ森の中で白い穂状の花が目立ちます。キンポウゲ科の多年草で、北海道から九州にかけての産地の草原などに生育しています。解熱・解毒の薬効がり、古来漢方として使われると薬用植物図鑑に出ていました。写真は10月21日に撮影しました。
つくば実験植物園で見かけました。前掲のイガアザミとは違って、紅紫色の花が柔らかい感じに見えます。八丈島や伊豆諸島に分布しているアザミです。草丈は高く150㎝位はあります。イガアザミと同様に10月中旬頃に咲きます。写真は10月21日に撮影しました。
つくば実験植物園では各種のアザミがあちこちで咲いています。写真はイガアザミです。日本の固有種で、鮮やかな紅紫色の花がイガグリアタマのような形をしているための和名だと言われます。写真は10月21日に撮影しました。
四季咲の大輪で美しいバラです。以前にも掲載しましたが、香りが良くて強いので、癒されます。夏の花は小さくて直ぐに花が終わるのですが、秋になって気温が下がるとまた大輪の花を咲かせてくれます。写真は10月21日に撮影しました。
つくば実験植物園の中に今年から皇帝ダリアが展示されています。10月中旬頃には草丈は2-3mにもなり、花が咲き始めます。花が高い位置で咲いている為写真も望遠レンズで撮影です。全体像を撮影したものもありますが、今回は美しい花の色を見てください。