鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

『その男』~観客席に舞う桜吹雪

2009-04-12 21:02:08 | Weblog
昨日の夏のような暑さも今日は、少し落ち着いてきたようです。
昨日は、東京芸術劇場へ『その男』を観劇に。

まるで、夏のような陽気で、既に半袖って方も見受けられました。
都内では、もう桜は完全に散ってしまっていて、ちょっと残念。

14時頃自宅を出ましたが、ホントにもう暑いくらいでした。
朝晩の気温差が激しくて、帰宅する夜は、寒いくらい・・・。もう一枚、着込んでくればよかったと、この時期、お出掛けの御支度は、難しい。

さて、今回の演目『その男』。
開場16:30とソワレだけれど、かなり早目・・・。
定刻どおり、劇場入りして、観客席に座って、開演を待つ・・・。私は、この時間が、かなり好きです・・・。

やはり、世の中、不況・・・なんでしょうか・・・。

サイド席の後方、かなり空席が目立っておりました。
土曜日なのに・・・。
演劇は、チケットが結構、高額なものが多いし、高額だったからって、金額に見合うような感動が得られるかどうかフタをあけてみないと分からないということも多いものです。
最悪、観なけりゃよかった・・・とさえ、思うものもあります。
不況で、収入が減れば、まず、生活には、必要のない所謂『娯楽費』から、削って行くのは、当然のこと。

・・・といった事情もあるのでしょうか・・・お客さんは、かなりの確率で、年配の方が多かったようです。
生活の基盤が出来ていて、演劇にお金をかけても、大丈夫な層の方々・・・。
原作が、池波正太郎さんってこともあるせいでしょうか?

この舞台、ラストで、会場(観客席)に、桜吹雪が舞います。
凄く、綺麗。
画像は、紙吹雪の桜の花びら・・・。
私の席に舞ってきたものをいただいてきました。
ちゃんと桜の花びらの形をしていて、中には、色の濃いものも・・・。

そして、感涙のラスト。久々に泣いてしまいました。

上川隆也さん演じる主人公は、原作者の池波正太郎さんをイメージしたものでしょうか・・・。

『ああ。池波さんだ。』
そう思いながら、みてしまいました(もちろん、既にお亡くなりになっていらっしゃるし、リアルタイムで拝見したことはないのですが・・・)。

明日に続きます。