鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

寒暖差に伴う『寝汗』で、結核について考える。

2009-04-27 21:02:50 | Weblog
よく晴れるけれど、昨日からの強風は、続き・・・。

季節が夏に向って行く最中、気温の上がり下がりが激しくて、所謂『寒暖の差』が激しい・・・状態が続きます。
このところ、三月なみらしく、肌寒い気温なんで、ダラダラ寝過ごしていたのですが、眠りから覚めると、何故だか、寝汗が止まらない状態・・・。寒いのになんで~~~???もうすぐ5月だってのに、ストーブ点けてるのに・・・。

『寝汗』と書くのが正しいのか、『盗汗』と書くべきなのか・・・。

少し以前だと、『寝汗』をかくのは、『結核』の疑いあり・・・なんて言われてたけれども、『結核』は、既に過去の病・・・だと思っていたところ、芸能人の方が、感染してたと報道があったりで、その芸能人の方は、まったく存じ上げなかったのだけれども、新聞の週刊誌の広告にお写真が出ていて、
『ああ・・・なんとなく、結核的だわね。痩せていらっしゃるし・・・』
と思ってしまいました。

会社での健康診断で、レントゲン撮影が、メニューに入っているけれど、これは、『結核』関係だな・・・という認識でいたけれど、既に過去の病との認識に、改めてズレが生じているのに気がつきました。

今では、『肺癌』関係なのか・・・。

ここ2、30年の間に、結核も不治の病ではなくなり、代わってランキングの上位を占めるのが、やはり『癌』関係のようで・・・。

でもさ・・・。『結核』ってな~んだか文学的っていうか、そんなカンジだと思う訳で・・・(勝手に思っていなさい・・・患者さんは、大変なんだから・・・)。

やはり、一番は、堀辰雄さんの『風立ちぬ』あたりでしょうかね・・・。
書かれたご本人も結核だったみたいだし・・・。

高原のサナトリウム、肺病やみのかなりお高くとまった美女・・・そんなイメージがついてまわりますね。
(あくまでもイメージですから・・・。病気にイメージもへったくれもありませんって・・・)。

『結核』は、急激に命を落とすということは稀で、じわじわと弱って行く・・・所謂、モラトリアム的な側面がある病ですが、そんな中で、若い男女は、燃えちゃうんでしょうか・・・。
『僕たちに残された時間は、わずかだ・・・』
だから文学的・・・なのかもしれませんね・・・(って、違うか?)

ワタシが小学生のお子ちゃまだったころ、夏休み前の5月か6月に、ツベルクリン反応っていう注射をして、『ポジティブ(陽性)』だとその年は、プールに入っちゃいけないってお達しがあって、鉄鎚だったワタシは、大喜びだったんだけれど、あれも『結核予防』の一環だったのね。

国民的病だった結核も・・・淘汰され・・・かかっているようです。