鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

冬の扉が開く度・・・

2009-11-17 21:03:11 | Weblog
朝から冷たい雨降りの一日。

寒い時に、ホッとする飲み物・・・。
それは、昔から決まっていて、私の場合は、『ココア』なのです。
缶入りで美味しいと思うココアには、まだ出逢ったことがないので、ココアパウダーを購入して、ミルクか豆乳を沸かしながら作るので、結構、手間がかかるし、ミルクをわかした小鍋(ミルクパン)を洗ったりしなくてはならないと思うと、ちょっと面倒なんで、休日とかの時間のあるとき・・・ゆっくりした冬の休日には、もってこいの飲み物のような気がしています。

本日の画像。
アラビア(ARABIA)ヘルヤ Helja マグカップ ノルディックウォーキング
・・・マグカップひとつにコレだけ長い商品名がついております。
なんとなく、ユニークなうさぎで、色もクリアーな透明感のある明るさ・・・そんな感じのするマグカップです。

これで、ココアを飲んだら、さぞや美味かろう・・・なんて、妄想に取り付かれて、つい買ってしまいました。
容量は、250mlですが、結構、厚手の陶器で、重量があります。
冷めにくそうなカンジです。

このマグカップに、たっぷりのココアを作って、いま、まさに散りゆかんとしている自宅裏の雑木林の黄色や赤い落ち葉を眺めながら、ゆっくり、味わいたい・・・それが、現在の願望です。

週末まで、待ってくれるでしょうか???

今よりもっともっと若い時分、やはり、冬にココアが飲みたくて、つい、買ってしまった大振りなカップ(どちらかいえば、ガブ飲み用です)は、雪景色の少し寂しいカンジのする絵柄でしたが、割ってしまいました。
この雪景色のカップは、本当に冬の寂寥感があって、この絵柄を見るたびに、絵柄とは、何の関わりもないはずなのに、冬枯れした山に向うローカル線からみる景色を連想させる一種、不思議な佇まいのするカップだったのです。

夏にはない寂しさ。
冬枯れのなんとも言えない侘しさ。

あのカップには、そんな雰囲気を連想させる何か・・・本当に、どうにも表現できない不思議な世界が、凝縮されているようで、毀れて私の許から去ったあとでも、不思議と心惹かれるモノでした。

寒さが募るたび・・・
冬の扉が開く度・・・
あのカップで、ココアが飲みたくなる・・・そんな季節の到来です。