鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

着たきりスズメの賭け

2011-11-09 23:04:31 | Weblog
初冬の一日。


自分は、1年中同じ格好をした『着たきりスズメ』なのを棚に上げ、着たきりスズメが、世の中の似合わないファッションを勝手にコキおろすシリーズ・・・第何弾だったか・・・???

毎回、毎回、本当にすみません。
私、着たきりスズメなのに、他人様のファッションをこきおろすだなんて、そんな大それたことを・・・このブログ内で何度もおこなっている訳ですが・・・。

とにかく、ヒトは、ハダカでは、人前に出てはいけない公序良俗って、シバリがあるし、何も身に纏わないで、外出するのも相当危険を伴う行為だし、服は、身体を守るものでもあるから、第二の皮膚と言っても過言ではないかと・・・。
動物は、立派な毛皮を着ているから、ちょっとやそっとじゃ、傷つかない。
ウチにいた三毛猫も秋になると、イガイガした素手で触ると痛いような種を毛皮にくっつけてご帰還だったけれど、足の裏とかは、別にして、あまり怪我をすることもなかった。
一種の防御服である。

さて、防御服は、ともかくとして、派遣元から支給されていた制服もだいぶ草臥れてきたので、制服に変わる仕事着で、着た切りの名に恥じぬもの???を・・・とアレコレ物色してきた。
そこで、出くわしたのが、所謂『処分品』というもので、定価28,000円のオフィス用の事務服のジャケットが、なんと5,200円で売られていた。
(・・・コレは、買いかもしれない・・・!!!)

着た切りスズメは、そう思った。
そう思うのには、理由がある。

一般に会社の制服を1着、2着という少数単位で、個人購入するとすこぶる高くつく。
先程のジャケット2万円以上は、当たり前。
ベスト、スカートは、1万円以上が常識の世界。事務服は、見た目より相当高いのである

世界中にある服の中で、多分、事務服が一番似合うと信じて疑わない着た切りスズメだったのではあるのだが、こう高額では、手が出なかった・・・しかし・・・処分品なれば・・・!!!

しかし、コレは、着た切りスズメにとっては、危険な賭けでもある。
数着購入しても・・・果たして、来年の3月以降、この会社が、契約してくれるかどうか、何の保証もない。着た切りスズメは、期間社員なのだ。買っても、もしかすると、不要になるかもしれない高額商品の処分品・・・。

(明日に続く)