鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

ドラマ:破獄

2017-04-29 16:45:26 | TV・ドラマ

風爽やかなみどりの日。

2、3週間前に、テレ東で、オン・エアされたビートたけしさん、山田孝之さん主演のドラマ『破獄』を録画していて、ちょうど、韓国ドラマを見終わったので、コチラを見ることに。

出演者が、濃い顔のひとばかりで。
コッテリ・・・ですかね?
山田孝之さん、池内博之さん、満島ひかりさん???(←コッテリではないケド・・・)

昭和の脱獄王をモデルに山田孝之さんが、刑務所破りを淡々?と演じます。
もともと上手い俳優さんだと思うけれど、本当に、一言で、言うなら、『濃ゆい』。

看守に反抗することで、精神的プレッシャーをあたえながら、潰していく・・・。

暴力に対する神経戦。

網走などに観光にいくと、必ず立ち寄る北の番外地・網走刑務所。

鉄壁の刑務所を脱獄する理由は・・・様々な要因があろうと思うけれど。

このドラマの場合・・・・その理由のひとつが・・・。

『酷寒』でもありました。
寒さに対する抵抗なのでしょうかね?

他にも、これまでの生き様、ヒトを殺めた罪、自分を犠牲にして人を救済した徳、助けた命と見捨てた命・・・様々な『思い』が去来するようです。

それは、脱獄王と呼ばれる囚人と、人徳あつい看守の双方に去来する思いです。

ことのほか、静かに、看守を演じるのが北野武さん。
温情と冷酷、意志の強さを、こちらもまた淡々と演じ続けます。

脱獄のテクニックなども堪能できるかと思っていたのですが、コチラは、割愛されてしまったようで。
そのあたり、少し残念ですが。

心理ドラマというスタンスなのでしょうから。

昭和という或る意味、非常に特殊な時代の・・・。
常人には、解らぬ・・・いやいや、解らない方が、幸せな世界を、淡々と濃ゆい顔立ちの俳優さん達が、淡々と演じる・・・ドラマ的には、不思議な作品となったようです?
(↑平たく言えば、何も期待せず、只、淡々と見てしまう・・・という・・・ドラマだったようです。不思議な平面図をみるような・・・???そんな感覚というか。見たあと、スッキリ・・・とか、そういうモノでは、なさそうでした。)

それにつけても・・・私は、寺島進さん(チョイ役でしたが)の顔が結構、好きです。