鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

所持金226円の3連休②神と紙

2019-07-16 23:23:23 | 社会・経済

明け方、本降りの雨の音で、目が覚める。

くもりがちながら、時々雨も降る・・・お勤めなどしていたら、気分的にも、ダークな週明けだったかも?

お勤めをしていなくても、実は、先週の金曜日の夜から、頭痛が始まって、今回は、ちょっと長いかな。

一日づつ症状は、軽くなっているような気もするけど。

 

現金が、226円しかなくて、銀行ATMが、使えずに、現在に至っていて、所持金226円も、頭痛同様4日目となった。

そして、現金(紙幣)について、いろいろと考えた。頭痛がするので、あまり深く考えることはできないのだけれど(イヤになってくるので)。

 

現金(紙幣)の無い状態で、どの程度、生活のやり繰りが出来るんだろう?と思う。

会社員をやめてから、収入が無いので、以前のように、お財布に、数万円入れておく・・・ということは、無くなった。

無くなったというよりも、数万円をお財布にストックしておく余裕がないというのが正しいところで、たとえ、紙幣が、あったとしても、すぐに、右から左へ流れてしまって、留まることが少なくなった。

 

そして、究極。

現金が、226円しかなかったので、現金に変わる交換の手段として、(コレも不具合で残高になった)電子マネーなる媒体で、支払いを試みた。

 

それにつけても。この電子マネーなる媒体の不思議なところは、クレジットカードを伴いながら、クレジットカードから、直に、チャージすることが出来ない・・・ということが判った。

パソリとか、フェリカという端末を接続しないと、クレジットカードから、直接、電子マネーにチャージ(換金?)できないのであった???

 

現金を、この電子マネー(Suica)に替えるには、駅の券売機か、コンビニエンス・ストアで、現金をチャージしないとダメらしい。そもそも、ATM(或いは、所持しているキャッシュ・カード)の不具合で、現金がないから、クレジットカードの銀行預金振替口座から、使用した分の電子マネーを補充しておこうと思ったのだった。

自身の銀行口座から、紙幣に替えることなく、直接、電子マネーのカードに、チャージするということが、何故だか出来ないようなのであった。

 

楽天Edyに至っては、電子マネーへのチャージ申請をしたあと、コンビニエンス・ストアの端末で、受取処理をしないと電子マネーとして使えないのであった。

 

そもそも、電子マネーとは、企業や団体が独自に発行し、カードやデバイスなどにチャージして使う・・・というものらしいので、全国津々浦々に流通している現金(紙幣・貨幣)とは、似て非なるものであり、日本国内にいても、使用できる場所が、限定されている。

 

ああ、だから、不安なんだな。現金にはない不安さである。

 

紙幣の造幣や貨幣の鋳造を、政府は、暫くは、止めないだろう(収入源でもあるし)。

でも、いづれ、紙幣や貨幣は、駆逐され、その使命を終える日は、それ程、未来の事でもないだろう。

 

そのとき、あれだけ、『おカネ』に執着した人々は、果たして、電子化して、数字化された『おカネ』に、今度は、どんな幻想を描くのだろうか・・・(形のあるぶん、紙幣の方が、幻想を抱き、或いは、神(または紙)として、崇めやすかったんじゃなかろうか・・・と思ったりする。