雨の止み間のあるものの、やはり梅雨空の日曜日で、3連休の中日。
パリ祭(あまり関係ないケドね・・・)。
昨日(13日)、3週間ぶりに会った相方と映画『ダイナー』を鑑賞。
映画『Diner ダイナー』本予告【HD】
土日の映画館は、混雑するし、周辺の商業施設も、混雑するので、あまり出かけたことがなかったのだけれども。
相方は、何故か、最近、忙しいらしく、土曜日しか、空いてないので。
最近の映画やドラマは、所謂、漫画という媒体から、実写化することが、多いけれども、この『ダイナー』は、原作の小説をベースに、コミック化、そして映画化という流れのようです。
監督は、蜷川実花。
女性監督の作品だけあって、画面は、花々とガラス、絵画で、構成されていて、なかなかに、繊細なイメージもありました。
脚本には、Piperの後藤ひろひと大王が、共著のようで、本作品にも、出演していたようですが、何処に出ていたのか分からなかったです。
殺し屋専用の食堂が、舞台。
天才シェフと、ヤバいバイトの果てに、ウエイトレスとして売り飛ばされた女の子の生きるか、死ぬかの物語のようです。
料理と花・・・というのは、案外、マッチングが難しいようで、以前、訪れたフレンチレストランに、大輪のユリの花が、活けてあったのだけれど、ユリの香りが、強すぎて、気持ちが悪くなり、肝心の料理が楽しめない・・・という経験があり、映画を見ながら、いくら、殺し屋相手でも、あの部屋中に溢れた花の中での食事は、難儀だろうな・・・と現実的なことを考えながら見ておりました。
そして、画面に登場する料理が、殆ど、美味しそうに見えないあたりが・・・なんとも。
ストーリー的には、面白いのだけれど。
映画の中の毒々しい花々は、殺伐とした殺しが、テーマなんだろうし。
監督の亡父となった蜷川幸雄も、遺影で出演。
2019年春ドラマで、ブレイクした『ラジエーションハウス』の窪田正孝を始め、ほんのチョイ役で、すぐ殺されてしまった小栗旬など、なかなかの布陣でした。
女性監督だからの起用なのか、或いは、もともとそういう原作なのか・・・最後のバトルで、藤原竜也と殺し合いをするのは、何故か、真矢みき。
宝塚テイストなんだろうけれど、私の個人的な嗜好で、彼女の鼻の穴と声が、気持ち悪いので、なんだかなぁ・・・と思うものの、上映時間中が、あっという間に終わってしまったあたり、面白い映画なのでしょう・・・(たぶん)。