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新世紀エヴァンゲリオン

2020-09-06 23:40:45 | TV・ドラマ

夕刻から、ザッーと勢いよく、雨が降ってくる。

遠い台風の間接的な影響なのか・・・否か・・・。

暑さは、幾分、小康状態であるけれど、夏日で、蒸し暑い。

 

ここ数日、外出はせず、今年の1月から、6月迄、テレビ埼玉で、再放送していた『新世紀エヴァンゲリオン』26話を視聴。

いろいろと複雑な設定があるらしく、アニメだけで、理解するのが、かなり困難な作品。

それでも、パイロットとエヴァンゲリオンという兵器で、『使徒』と呼ばれる・・・(たぶん)敵と戦う・・・というのは、コレ迄のロボットアニメを踏襲しているし、かの機動戦士ガンダムが、そのベースなっているようで、主人公も、大人しい内気な少年で、父親が、その兵器に関わりを持っているというあたりも、相似形であるし、感応・・・テレパシー、ニュータイプと呼ばれる人間の脳の進化形としての精神世界への連動も、ほぼ同一なのであろうか?

初回から、24回迄は、それなりに面白かった。

25話と最終回26話は、全く、意味不明のまま終局を迎えた。

サード・インパクト後の世界が、25話・26話らしい・・・。

24話迄で、もう少し、ラストへの伏線とか、説明とかが、欲しいところであった。

それにつけても・・・。

『使徒』。

エヴァンゲリオンの形状もそうだけれど、この『使徒』とよばれるモノも、天使の名前を冠していながら、摩訶不思議な形状をしている。

ピラミッドに目のあるイルミナティもどきのヤツだとか、ゼブラ柄の球体とか・・・アレ?岡本太郎???ミロ???といった抽象的な形状で、攻撃をしてくるあたり・・・笑ってしまった(一種の冗談なのかと・・・)。

 

この物語は、どうも女性が、牽引していく物語のようだ。

軍人?の葛城ミサト、科学者の赤城リツコが、キーパーソンのようで、実際は、セリフの殆どない綾波レイの存在が、主軸なのだろう。

 

レゾン・デートル・・・存在意義。

 

最後は、スピリチュアルな世界に突入する。

『世界は、自分だけしか、存在しない。』

 

主人公とされる少年・碇シンジの前に現れた全ての人々は、すべて彼の幻想だったか?

・・・それじゃあ、コレ迄の24回分は、一体なんだったんだろう???

それぞれの・・・トラウマが、積み重なって・・・さて・・・来年公開予定の映画『シン・エヴァンゲリオン』は、何処へ着地するんだろう?

 

その後、『新世紀エヴァンゲリオン』の監督・庵野秀明は、映画『シン・ゴジラ』を、東京に上陸させ、都市を破壊し、東京駅前で、ゴジラを凍結させることで、一応の終局をみた。

その訳の分からないゴジラという強烈な存在意義を、凍結させた。

そして、『ゴジラ』も『エヴァンゲリオンと使徒』も・・・意味不明な点では、同じだ。

 

一種のカオス(混沌)を生み出す世界観。

現在の日常から、遠く離れた世界へ、脳をトリップさせてくれる作品なのかもしれない。