曇りがち。
暑すぎず・・・。
100と数日前に、母が、此の世を去ったのに・・・。
動かなくなった母を、何度も、何度も、触ったのに・・・。
冷たくなった顔に触れたのに・・・。
荼毘にふして、お骨になって、お墓の中に、入れたのに・・・。
何故だか、私の頭は、それを認めようとしない。
未だに・・・そう、もう少しすれば、元に戻る・・・母の居た生活に戻る・・・なんてことを、無意識で、信じている。
あと少し、もう少しで、母は、また現われる・・・。
そんなことを思ってしまう。
もう二度と、会えないのに。
そんなことは、妄想なのに・・・。
今宵も、母を待ち続けている私が居る・・・。
母の寝室のドアを開ければ・・・。
母が居るのだと、信じている・・・。
それが、妄想だとわかっていても。
今宵も母を、待ち続ける私が居る・・・。