曇くすりがちで、寒い一日。
隣市のシネマ・コンプレックスで、『パーフェクト・ケア』を鑑賞。
とにかく、胸クソの悪い映画で、見ていて吐きそうになった。
痴呆症の老人の後見人ビジネスを展開するマーラ・グレイソンは、裁判官、医師、介護施設を抱き込み、合法的に資産を奪い取る詐欺まがいの女。
マーラの次のターゲットは、資産家の独身女性ジェニファーを、薬物漬けにして、精神病院へ強制入院させる・・・。
何処にも正義がない。
マーラにも、ジェニファーにも、ジェニファーの背後にいるロシアン・マフィアにも。
とにかく、カネ、カネ、カネ!!!
カネのために、ひとを陥れ、高齢者を食い物にしていく・・・。
そういう正義もあるのだろうけれど・・・。
全部、嘘で塗り固められた物語。
気持ちが悪い。
マーラ側にも、(一応被害者として登場する)ジェニファーにも、感情を共感できない。
神も仏もない。
・・・そう思っていたら、最後に因果応報の救いがあった・・・ただ、それだけの2時間。
本当に、嫌な映画だった。
見なければヨカッタよ・・・。
でも、さらりと2時間映画をみて、1年経ったら、何も覚えていない・・・って、映画よりは、インパクトがある映画だったのかもしれない。
そういう意味では、『まとも』な映画だったのかも?