終日のくもりぞら。
どんよりと・・・。冬の訪れを予感させるような・・・空の色だったのだけれど、気温は案外、高かったようで、ベランダに出てみると、なんだか、春のような・・・そんな感じ。
秋真っ盛りの中の春の空気。
晩秋から初冬にかけて訪れる穏やかな晴れの日を『小春日和(こはるびより)』と言いますが、今日は、もったりと重い曇り空だし、なんだか、小雨でもパラつきそうな塩梅でしたが・・・。
年を追う毎に、春と秋が、短くなって、夏と冬の距離が、短くなって、もう『春服』とか『秋服』なんか要らないんじゃないか・・・と思うほど、昨日は半袖だったのに、今日はコートが必要だ・・・なんて、1年中寒暖差が激しい気象傾向になってきていて、春と秋が好きなわたしには、ちょっと納得がいかない・・・のでした。
暑くなるととたんに食欲が失せる私にとって、秋の涼風は、何よりの薬。
そして、酷寒を耐え、暖かな春の日差しは、心が弾む・・・。
・・・それなのに、そんなインターバルをブッちぎって、猛暑一転真冬の気温・・・とか、やめてほしいのよ。
何らかの意図をもった人為的な気象変動なのか、或いは、神のお怒りなのか・・・。
暑からず、寒からず・・・が理想の生活・・・。
そして、秋の中に春をみつけ、春の中で、秋を思う・・・。
そんなことが好きな私が、秋の中で、春に出会った土曜日なのでした。