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映画:劇場版 舞台 『刀剣乱舞』 悲伝 結の目の不如帰

2022-10-02 22:02:12 | 演劇・映画

日差しは夏でも、風は秋・・・。それでも気温は、夏日の残暑。

神無月になったのに、ツクツクボウシ蝉の声。

終日、風にのって金木犀の香。

 

 

9月29日。

早朝から、県央・シネコンにて、劇場版 舞台 『刀剣乱舞』 悲伝 結の目の不如帰 を鑑賞。

 

(↑映画館でいただいたステージショットフォトカード:三日月の出演シーンのカードに当たったことないので、やはり三日月は今回が最後なのかなぁ・・・?)

天下五剣の一振り、もっとも美しいと言われた三日月宗近 フェイド・アウト・・・なのか!

なんでぇ???主人公でしょ~~~に?

双璧である山姥切國広へ、主役交代なのか・・・ゲームやらない(出来ないし?)から、ストーリーが、よくわからんがな・・・。

 

画面から抜け出たように原画に忠実で、美しい2.5次元の世界。

原画原作のキャラを忠実に映し、実写化(舞台化)される新たなるカテゴリーである2.5次元の俳優。

これまでは、何処まで、自分と物語の役の乖離を修正し、物語の役にない俳優自身の個性(とか演技力とか、表現力とか)を見せるのが役者だったのに、それをすべて捨てて、2次元のキャラクターに身を写す・・・。

それは、或る意味、コレ迄の(主に舞台)俳優の根幹を揺るがす・・・役者的には三流とか・・・そんなイメージだったんだけどさ。

例えば・・・俳優、女優で、物語の『役』ではなくて、その役者が演じると本人にしかなれない・・・ってパターンもあって、何をやっても・・・(例えば)某・キムタク・・・なんだよね・・・って。

(好きな女優のひとりの)天海祐希なんかも、ソレっぽい。天海祐希の演じる役なんだけれど、本質は、天海祐希なんだけれどね。

美形の役者に多い気がする・・・本人=役。

 

2.5次元は、ソレでもない・・・自分を出したら、即、失敗。

或る意味、かなり厳しいし、難しい縛りでもある。

 

真逆なのは、歌舞伎俳優の『ワンピース』とか、『風の谷のナウシカ』。

おおよそ・・・物語のキャラクターにかすりもしない・・・或る意味、ヴィジュアル的に申し訳ない・・・猿之助のルフィーはカンベンしてくれ・・・みたいな・・・。

それはそれで面白かった・・・脇にヴィジュアルの美しい俳優も共演だったしな。

 

・・・で、三日月宗近は、完璧だった。

その目線、動き、瞬きのひとつまで・・・。

もう見られないのかも・・・と思うと、残念だ・・・後続のストーリーで、また演じてもらいたいと思っている。