日差しは夏でも、風は秋・・・。それでも気温は、夏日の残暑。
神無月になったのに、ツクツクボウシ蝉の声。
終日、風にのって金木犀の香。
9月29日。
早朝から、県央・シネコンにて、劇場版 舞台 『刀剣乱舞』 悲伝 結の目の不如帰 を鑑賞。
(↑映画館でいただいたステージショットフォトカード:三日月の出演シーンのカードに当たったことないので、やはり三日月は今回が最後なのかなぁ・・・?)
天下五剣の一振り、もっとも美しいと言われた三日月宗近 フェイド・アウト・・・なのか!
なんでぇ???主人公でしょ~~~に?
双璧である山姥切國広へ、主役交代なのか・・・ゲームやらない(出来ないし?)から、ストーリーが、よくわからんがな・・・。
画面から抜け出たように原画に忠実で、美しい2.5次元の世界。
原画原作のキャラを忠実に映し、実写化(舞台化)される新たなるカテゴリーである2.5次元の俳優。
これまでは、何処まで、自分と物語の役の乖離を修正し、物語の役にない俳優自身の個性(とか演技力とか、表現力とか)を見せるのが役者だったのに、それをすべて捨てて、2次元のキャラクターに身を写す・・・。
それは、或る意味、コレ迄の(主に舞台)俳優の根幹を揺るがす・・・役者的には三流とか・・・そんなイメージだったんだけどさ。
例えば・・・俳優、女優で、物語の『役』ではなくて、その役者が演じると本人にしかなれない・・・ってパターンもあって、何をやっても・・・(例えば)某・キムタク・・・なんだよね・・・って。
(好きな女優のひとりの)天海祐希なんかも、ソレっぽい。天海祐希の演じる役なんだけれど、本質は、天海祐希なんだけれどね。
美形の役者に多い気がする・・・本人=役。
2.5次元は、ソレでもない・・・自分を出したら、即、失敗。
或る意味、かなり厳しいし、難しい縛りでもある。
真逆なのは、歌舞伎俳優の『ワンピース』とか、『風の谷のナウシカ』。
おおよそ・・・物語のキャラクターにかすりもしない・・・或る意味、ヴィジュアル的に申し訳ない・・・猿之助のルフィーはカンベンしてくれ・・・みたいな・・・。
それはそれで面白かった・・・脇にヴィジュアルの美しい俳優も共演だったしな。
・・・で、三日月宗近は、完璧だった。
その目線、動き、瞬きのひとつまで・・・。
もう見られないのかも・・・と思うと、残念だ・・・後続のストーリーで、また演じてもらいたいと思っている。