終日、薄曇りの夏日。
9月29日・午後3時
午前中、映画を見て、ランチ。そして、美術館へ。
ずっと休館中で、館内の設備改修?をしていたかの美術館の収蔵品の公開展。
大好きなルネ・マグリットの『大家族』の展示も(この作品は、他の美術館への貸出しも多くて、運が悪いとお留守のときもあって、常設って訳じゃないようです・・・)。
(↓使いまわしですが・・・)
久々の『大家族』の前で、(お久しぶりですね)としみじみ。
他の収蔵品には、シャガールなんかも結構、コレクションしているけれど、シャガールは、あまり好きではないので。
パウル・クレーの小作品数点。
それにつけても・・・この収蔵品って、ダレの趣味なんだろう???
市の経営なんだろうけれど、財政が豊かなんだねぇ・・・。そして、この美術品って、どれくらいの市民が見に来るのか・・・(たぶん、大多数は、縁がないでしょ・・・と市民の相方曰く・・・)
企画展では、高橋銑氏のブロンズ像の展示と劣化のスライドの上映。
(↓バリー・フラナガン/ホスピタリティ)
この美術館の広い永遠には、2体のブロンズ像の展示があって、そのひとつは、バリー・フラナガンのウサギの彫像。ホスピタリティ(歓迎)と言う作品で、遊具化されて、最低2年に一度の補修も・・・(たぶん)行われていない。
子ども達は、この美術品によじのぼり(じっさい、美術館を出た後、このブロンズ像が設置してある広場に見に行ったけれど、子供たちがよじ登っていた)、手垢や汚れ、傷、劣化が、激しい。
同じ作者によるブロンズ像は、館林美術館にも設置があるけれど、子供たちが、遊べないように、接地する部分に生垣のように植物が植えられて、どちらの保存状態がよいのか・・・と疑問を投げかけていた。
作者は、美術品か遊具か・・・どういう保管方法を望んでいるんだろう・・・とか。
たしかに、ブロンズではあるけれど、うさぎさんで、手が届けは、乗りたくもなるフォルムだよな(ちょっと見・・・なんだか、イロっぽいウサギさんかも・・・?)
この美術館には、何度か来ているけれど、あのウサギさんが、著名な作家の作品で、しかも遊具化されて、そこに存在している・・・ということにも気が付かなかった。
このウサギさんが、歓迎してくれているプレート表示側から、入場したことがなくて、そもそもこのウサギさんだってことも知らなかったね。
秋の日暮れは、早くて・・・もうすぐ17時にかかろうか・・・と言う時間。
数時間前は、秋のうろこぐも一杯の晴天だったというのに・・・。