鼎子堂(Teishi-Do)

三毛猫堂 改め 『鼎子堂(ていしどう)』に屋号を変更しました。

宇都宮美術館・開館25周年記念 全館コレクション展・これからの時間についての夢

2022-10-03 22:52:10 | 藝術

終日、薄曇りの夏日。

 

 

9月29日・午後3時

午前中、映画を見て、ランチ。そして、美術館へ。

ずっと休館中で、館内の設備改修?をしていたかの美術館の収蔵品の公開展。

大好きなルネ・マグリットの『大家族』の展示も(この作品は、他の美術館への貸出しも多くて、運が悪いとお留守のときもあって、常設って訳じゃないようです・・・)。

(↓使いまわしですが・・・)

久々の『大家族』の前で、(お久しぶりですね)としみじみ。

 

他の収蔵品には、シャガールなんかも結構、コレクションしているけれど、シャガールは、あまり好きではないので。

パウル・クレーの小作品数点。

 

それにつけても・・・この収蔵品って、ダレの趣味なんだろう???

市の経営なんだろうけれど、財政が豊かなんだねぇ・・・。そして、この美術品って、どれくらいの市民が見に来るのか・・・(たぶん、大多数は、縁がないでしょ・・・と市民の相方曰く・・・)

 

企画展では、高橋銑氏のブロンズ像の展示と劣化のスライドの上映。

(↓バリー・フラナガン/ホスピタリティ)

この美術館の広い永遠には、2体のブロンズ像の展示があって、そのひとつは、バリー・フラナガンのウサギの彫像。ホスピタリティ(歓迎)と言う作品で、遊具化されて、最低2年に一度の補修も・・・(たぶん)行われていない。

子ども達は、この美術品によじのぼり(じっさい、美術館を出た後、このブロンズ像が設置してある広場に見に行ったけれど、子供たちがよじ登っていた)、手垢や汚れ、傷、劣化が、激しい。

同じ作者によるブロンズ像は、館林美術館にも設置があるけれど、子供たちが、遊べないように、接地する部分に生垣のように植物が植えられて、どちらの保存状態がよいのか・・・と疑問を投げかけていた。

作者は、美術品か遊具か・・・どういう保管方法を望んでいるんだろう・・・とか。

 

たしかに、ブロンズではあるけれど、うさぎさんで、手が届けは、乗りたくもなるフォルムだよな(ちょっと見・・・なんだか、イロっぽいウサギさんかも・・・?)

この美術館には、何度か来ているけれど、あのウサギさんが、著名な作家の作品で、しかも遊具化されて、そこに存在している・・・ということにも気が付かなかった。

このウサギさんが、歓迎してくれているプレート表示側から、入場したことがなくて、そもそもこのウサギさんだってことも知らなかったね。

 

秋の日暮れは、早くて・・・もうすぐ17時にかかろうか・・・と言う時間。

数時間前は、秋のうろこぐも一杯の晴天だったというのに・・・。