もったりとしたくもりがちなれど、気温上昇。 真夏日。
明日から天気下り坂。 荒れ模様の予報。
昨日(5月5日)。
春の益子陶器市へ。
相方の推しの陶芸作家の個展・展示販売が、益子の窯元の店舗で、開催中で、お気に入りを見つけた相方は、価格が価格? なもんで、暫く、迷った末に、もう一度見てから決めよう・・・と思ったらしく、ついでに、陶器市なんで、それでは・・・ってコトで、朝から、益子まで。
益子町・道祖土(さよど)周辺は、既に、駐車場は、満車。
相方の知人の御宅が、陶器市会場の一番端っこで、臨時駐車場を開場しているので(周辺の御宅は、余っているスペースを駐車場として提供していて、1台500円という取り決めがなされているようで、面倒なので、駐車場の提供を断りたいのだけれど、観光資源としての陶器市開催は、地域振興の要? らしく断ることが、難しい? らしい)そちらに、パークさせていただいた。
流行病の影響で、3年ぶりの開催となった陶器市は、まだ午前9時なのに、ヒト・ヒト・ヒト・イヌ! で、ごった返し状態。
みんな一斉に、外出し始めた感じで。
古道具屋、陶器市に出店している陶芸家、軽食・珈琲・アイスクリームなどを売るキッチン・カー。
風は、冷たいのに、日差しは、既に夏!
益子は、陶芸の街で、この街を有数の陶芸の街にした濱田庄司の生家を移築した記念館、隣接した広い公園もあって、その敷地内にも、様々な店舗が出店している。
益子焼は、茶色い地味な生活必需品の味噌瓶などが有名で、昔の拙宅にもいくつかあった(濱田庄司作なら、高値なんだろうなぁ・・・と下世話なことを考えている)。
陶器市会場の一番端っこから、メインの道祖土通りをトコトコあるいて、目に着いたテントやショップを回遊。
(たぶん)この時期、住民数をはるかにこえる観光客が押し寄せてきて、街が一番活気づく季節。
途中お蕎麦屋さんで、休憩兼お昼。
暑いので、冷たいお蕎麦が嬉しい。
午前11時半をまわっていて、食べ終えた私たちが、外へでると、蕎麦屋さんの前には、順番を待つ行列。
古民家の点在するメイン・ストリートを抜けて、相方の本日の目的の窯元のショップへ。
相方の候補は、2点で、迷っているようだったので、奥の和室の展示場で、暫し、座って落ち着いて考えな・・・と促す。
居心地のよい和室の床の間の前で、暫し考える相方。
ふと、個展展示室をみると、壁にかかった写真と同じ? ひとが・・・。 もしかすると作者さんかも・・・。
相方に、そのことを言うと、相方は、心を決めたらしい。陶芸家の先生に、桐箱と箱書きをお願いし、買ってしまった。
いろいろと話をして、ショップを後に。
益子は、陶芸の街、そして花の街でもある。
露地や空き地、民家、道路際迄、野の花が溢れている。
テントやショップに、活けられていたのは、野の花。
自作の陶器に、飾られるのは、野の花。
益子の素朴な陶器に野の花が良く似合う。
赤い薔薇の花束を活けてもそれなりだとは、思うけれど、赤い薔薇には、クリスタルのフラワーベースの方が似合うと思うし、道端に咲いている一輪の野の花が、こんなに美しいのか・・・と思えるのが、益子の陶器だと思った。
生活の中の美・・・それを追求した濱田庄司とそれを継ぐ益子の陶芸家達の陶器市。
(今回は、諸般の事情で、写真が撮れなかったがちょっと残念でもありました)。