終日の雨。本降り。肌寒い週明け。
雨の日の朝。
仏壇の前。
母の居た寝室。
母は、居らねど、母の居た頃を暫し、思い出し。
逢いたいな。
また逢えるといいね(あの世とかって、あるのかな?)
雨の日は、静かで。
何処へも行けない母は、ひとり茶の間で、本を読む。
テレビを見ながら、パズル本を解いて。
手芸や繕い物。
私の起きてくるのを待って、午前中の御茶の時間。
珈琲と御茶(緑茶)どっちがいい?
毎日、お伺いを立てて、少しばかりお菓子(今日は、何もなかった。買い物に行ってないから、何もない・・・。母が居た頃は、何かしら、お菓子があったけれど。今は、ホントに何もない・・・冷蔵庫もほぼ空っぽだし)。
認知症の友人と義妹への手紙。
二人とも、先週と同じことが書いてあると言い。
先々週も同じことが書いてある手紙が来てた・・・と言い。
あんなに強くて、理性的なひとでも、認知症になるんだねぇ・・・。
母は、認知症にならならかった。
忘れてしまいたいこともたくさんあっただろうに。
忘れてしまったコトの方が多かったかな。
私。
母の部屋にも、もう来ることがないだろうけれど。
そんなことを考えると、寂寥感で、一杯。
いいことなんか、なにひとつなかったような気もするけれど。
そんなこと、もう忘れてしまえ・・・。
それでも、思い出す雨の日の月曜日。