猛暑日一歩手前。
それでも、真夏のような蒸し暑さとは違うカラっとした暑さ。
明日も猛暑日らしい・・・。
昨日(5月16日)。
夕刻から映画『PARIS TAXI』を鑑賞。
先週に引き続き、フランス映画。
コメディかと思いきや・・・なかなかにハードな彼女の長い人生の終焉の間際。
終の棲家である老人ホームへ向かう老婦人をのせたタクシー。
思い出深いパリの街を巡る最後の旅。
短い時間の中で、老婦人は、生い立ちから現在迄を、過労蓄積・限界越寸前のタクシー・ドライバーに語り始める。
最初は、困惑したドライバーだったけれど、そのうち、老婦人の人生の最後に関わることになったことで、彼もまた家族とともに新しい道を歩くことになる。
パリの街中を走るタクシー。
美しいパリの街並み。
パリは一度訪れてみたい場所だ(たぶん、行くことはないと思うのだけれど・・・チャンスがあれば、行ってみたいな)
車窓に流れるパリの街。
裏路地。
二つの大戦の傷跡。
修復中のノートルダム寺院。
セーヌ川。
人生は、儚い。
生きているのがつらく、苦しいときもある。
怒った分だけ、年をとる。
笑った分だけ、若返る。
この映画も、1週間前後しか、公開期間がない。
フランス映画の良さって、20世紀になって欧州を襲った二つの大戦を知らない(戦後の雰囲気とか・・・)と、なかなかその魅力にたどり着けないのかもしれない。
Z世代には・・・たぶん、この雰囲気は、理解できないだろうな・・・って、私も、随分と年齢をとったな・・・とか思ったりして・・・。