どんよりとした灰色の雲の間から、時々、強い夏の日差し。
夏日。
時折、強風。
南の海の台風の風だろうか・・・?
明日は大雨の予報。
不燃ゴミ収集の日。
捨てても・・・捨てても・・・。
次から、次から、不要なもの。
少しづつ、捨てだして、もう2年。
昨今。不要なモノを捨てるにも、お金がかかる。
あまり安易にモノを買うと処分するときに、後悔する。
母は、ものをため込み過ぎた。
一度も使われず、時の中に埋もれ・・・押入れや引出の中から、数十年の時を耐え、そして、使われることもなく捨てられることになった不要物達。
ごめんね・・・成仏してくれ・・・と言いながら、捨てる。
断捨離、断捨離、断捨離、終活、終活、終活・・・。
結局、何もなさぬまま、母は、逝ってしまった。
残されたのは、ゴミの山。
この2年・・・毎日、毎日。
遺品との折り合いをつけるコトだった。
目を覚ます。
今日は、やらなきゃ。
でも、今日はダメだ。明日にしよう。
明日になれば、また今日はダメ。
やらない理由を見つけるのは、簡単だった・・・。
母も同じことを思いながら、先延ばしにして、そのまま・・・。
残された私も。
明日。明日こそ・・・と思いながら。
でも、もうすぐタイム・リミット(でも、あってないような時間設定だな。去年から、ずっと言っている)。