穏やかな秋の晴天。
季節外れの暑さから一転、夕刻には、冷たい風。
宵になると、手指が冷たい。
終日、家の中の清掃。
秋の緩い日差しの中、玄関まわりを中心に、掃除。
あちこちから、母の思い出。
電子レンジの横に貼ってあった母のレシピ・メモ(テレビか新聞でみたものをメモしたものだけれど、作ったものを見たことがない)。
懐かしい母の字。
メモ書きは、剥がして処分。
母の声。
遠くなったな・・・けれども、母の声は、私にそっくりだから、自分の声を聴けばいいや。
時々、珈琲、御茶と甘い物。
寝暮らしていれば、あまり食べなくてもいいんだけれど、動いていると、甘い物は嬉しい。
明日は不燃ゴミ回収の日。
捨てるものを纏める。
仏壇用の使い捨てライターの処分の仕方がわからなかったので、Youtubeさんの動画で、ガスの抜き方を見る。
割と簡単に解体できるんだ・・・ラジオペンチがあれば一発だな・・・ってことで、錐で、解体してみた。
これで、捨てられるな(自治体によって捨て方が違うようです)。
どうやって、処分していいのかわからなかったので。
買ったときは、捨てることなんて考えないし、最近は、ゴミの分別も複雑化して、よくわからない。
プラスチックと金属で出来ているものは、可燃ゴミなのか不燃ゴミなのか・・・???
電子基板など組み込まれているものは、不燃ゴミなのか有害ゴミなのか・・・???
(以前に書いたかもしれないけれど)作家・太宰治の娘の津島佑子の小説で、死んだ金魚(もしかしたら、生きている金魚だったかも???)を、生ゴミに捨てるシーンがあって、ちょっと驚いたけれど、よくよく考えてみれば、秋刀魚とか、鮭とかは、骨とか皮は、フツーに生ゴミに捨てるし、金魚だって、生ゴミっていえば、生ゴミなんだろうし・・・(生ゴミという点では、たぶん、人間もそうなんだろうけれど、人間を捨てると・・・たぶん、犯罪?なんだろうな・・・火葬は、義務化なんですかね?とにかく灰にするまでは、捨ててはいけないようだ)。
スプリングのベッドパットなんか、バラさないと捨てられないらしいし、粗大ゴミでも受け付けてくれないところもあるらしい。
転居先の家の畳を取っ払って、フローリングにしたのはいいけれど、畳の処分に困ったのが、去年の話で。
転居の自治体では、畳1枚3,000円の処分費が必要だったけれど、現居住地の自治体では、おひとり様1日3枚迄の枚数制限で、粗大ゴミに捨てられたから、6畳+8畳合計14枚の畳を5回に分けて捨てに行った。
先日もテレビが映らなくなったので、約3000円のリサイクル料金を支払って、処分場迄持ち込んだ。
遺品のお人形などは、可燃ゴミとして回収してもらえば無料だけれど、母の作ったものだから、ゴミとして処分するには忍びなくて、供養してもらえるという会社に配送した。供養料と配送代で、4000円近く掛った・・・本当に供養してくれるのかどうかは分からないし、結局、ゴミ処理場行きなのかもしれないけれど・・・。
買うときには、処分方法も考えないといけない時代になったようだ。
断捨離とかいって、ポイポイとモノを捨てる場面のドラマとかあるけれど、分別しなくていいのかな・・・?といつも思う。
断捨離って、不要なものを捨てる・・・ということのようだけれど、モノの捨て方が、難しくなっているので、この3年間・・・その捨て方に、頭を悩ませた。
前述のライターもガスを抜かなければならない。
スプレー缶も穴をあけて、LPガスを抜いてから捨てないと危ない。
拙居住地周辺では、(たぶん)乾電池からの発火ではないか・・・ということで、焼却場が火事になり、操業停止になったりした。
自分の捨てたゴミで、ゴミ処理作業に携わっている人々に、ケガでもさせたら大変なコトであろうし(それで、いつも躊躇していると、家の中が、ゴミだらけになってしまって、処分に数年掛ったというか・・・主に、母が買ったものだけれど。私は、本と衣類と少しの家電しかない)。
モノを作る企業は、ただ売るだけでなく、処分迄、考えていかなれば、この先、立ち行かなくなってしまうだろう・・・。