くもりがちながら、蒸し暑い終戦記念日。
去年の母の初盆のときは、14日、15日と弔問客の対応で、終日、階下に居て、待機していたけれど、今年は、某・流行病の第七波の流行もあったりで、来客もなかった。
それでも、不意に、どなたかいらっしゃるかも・・・などと思い、この二日間は、一応、茶菓の準備などして居室で、待機していた。
時間指定しても、その当日中にさえ来ない宅配便業者を待つだけでも、苛苛(イライラ)するのに、来るか来ないか分からぬ、来客、親戚を待機しているって、バカみたいだ・・・今時は、たぶん、来訪の連絡くらいはあるだろうに・・・。
そう考えても、やはり、なんだか、心が、落ち着かず、イライラ、イライラ・・・。
早く、この待機時間から、解放されたいものだ・・・と思った二日間。
宅配便は、かつての母の同僚だったひとから、御供物が届いた。
初盆でもないのに、覚えていて下さり、有難いことだった。
待機って、ストレスなんだな・・・って、改めて思ったりで(それを去年は、母の法事のたびにやっていた)。
午後4時も過ぎれば、もはや、来客もあるまい・・・と、やっと、ほっとする。
湯あみなどして、一息。
食事の支度などして、早い夕餉。
来客用に買っておいた茶菓を頂く。
ほっとして、涼しい部屋で、ルシア・ベルリンの短編集を読む・・・。
苛苛は、納まって、待機という憂い事が無くなった解放感を、少しだけ、堪能する。