午前中は、秋晴れ、午後から、雲が広がり始める・・・。
毎日、毎日、体温を測る家人。
電子体温計の計測完了アラームを聞き取ることができない(難聴のため)ので、イザ、表示画面を見ようとすると、(電池節約のため)自動消灯してしまい(もっとも、もう一度、ボタンを押せば、過去の計測値がみられるのに・・・)、使い勝手が悪いと言い出したので、ヤフオクで、昔ながらの水銀製体温計を落札。
本日、届いたので、熱を測らせてみた。
家人曰く・・・。
『35・8度しかない。』
へっ?何が不満なんだろう。他の体温計では、微熱を計測するから、イヤなんだろうに・・・???
『コレ、ちゃんと測れていないのかもしれない。』
・・・と言いだした。
非接触型体温計(温度計)も、気に入らない。
電子体温計も、気に入らない。
では、コレ迄、かなり長い間、使ってきたであろう、水銀製の体温計では、どうだ!
結果、ダメらしい。
そして、水銀製の体温計は、水銀を下げるときに、かなり振り方にコツがいる。
振って、水銀を下げるときは、ケースに入れて、振るよう伝えたが・・・たぶん、上手く振れないのではないか・・・と思う(今時のお子さんなんかは、使い方わからないでしょうね?)
どうしたら、よいのでしょうかね???
家人の理想とする値を出さない体温計は、全て、受け付けないのであった。
・・・なんだか、もう、馬鹿馬鹿しくなった。事実を受け入れられないのかね???
体温は、決まった時間に、決まった計測器で、計測して、その変動をみるのだから、(一応)37.5度以下なら、心配ないからと、もう何度も説明しても、理解することをしない。
しかも、耳が聞こえないので、ホワイトボードに、書いて説明するので、いい加減、イライラしてくるし、つい、大きな声を上げてしまう。そんなところを、ヒト(同居の姪など)に、見られる(聞かれる)と、私が、怒鳴り散らしているかのように思われるし、怒鳴られている本人には、聞こえないので、私ばかり、空回りして、疲れ果てる・・・毎日、毎日。
結局のところ、水銀製体温計も、解決には、至らなかった。
何故だろう・・・半世紀以上、水銀製体温計に、お世話になったのに。
さて、この水銀製体温計。
日本製である。
国産の水銀製体温計は、もう製造中止になっていて、薬局やドラッグストアから姿を消した。
水銀式の血圧計も、病院から、姿を消して久しい。
水銀は、原素記号Hg子番号80で、自然界に存在する唯一の流動性のある金属。
気化して人体に影響を与えるといういうけれど、昔、水銀製体温計を、割ってしまい、ボール状になって飛び散った水銀は、なんだか、綺麗だった。
(学校へ行きたくなくて、仮病で、休むための手段として、ストーブの上の薬缶の蒸気に当てたら、パリン!と割れた・・・)
水銀製体温計の安価なものは、殆どが、外国製で、国産で未使用品は、存外、値が張る。他人が、使ったものは、イヤだったので、国産未使用品を探した。
オークションに、出品されていても、すぐに、入札が入ってしまうので、やはり値が張るが、即決で、落札した・・・。
それでも、家人は、気に入らない・・・。
体温は、36度5分以下でないと、ダメらしい・・・。
ああ、面倒くせぇ!
バカな親を持つと、苦労する・・・。