終日くもり。ここ数日の暑さは、終息したようで・・・?
銀行というところは、不思議なところで、ヒトのカネを右から、左に動かすと、手数料だの利息だのが、発生して、利益となるところらしい(それにつけても、日銀の黒田のおじさんのバズーカー?だったか・・・ゼロ金利というか、マイナス金利というか・・・預金すればするほど減っていくってのは、もう預金では、おカネが、増えないってことで、自分のおカネを引き出すのにも、ATM手数料を取られ、それが、銀行員の給料となるのだから、預金者をバカにしてるんだね~~~。先日10月1日から、月3回だか4回だか、無料だった郵貯の振替手数料も
月1回のみの無料になってしまった!)
融資をして、利息を取り、その利息で、行員の給料を賄い、預金者に利息を支払う。
カネ自体に、なんら価値がない・・・1万円札を刷るのと、1円玉を鋳造するのに、コスト的には、それ程、差異がないのに、1万円札は、1円玉の1万倍の価値がある・・・???
この矛盾した世界に慣れきって、さて、次は、定年65歳雇用延長?だとかで、死ぬまで、働いて、国家に貢げ!ってこと??
不思議な世界を扱う銀行は、バブルの頃・・・平成の始頃でしょうかね・・・腐敗の一途を辿ってきたようで、その腐った組織を根こそぎ買いたたく・・・外資のハゲタカと腐敗の中にも、腐敗を食い止め、再生を願う銀行員のお話である。
ハゲタカ=綾野剛、銀行員=渡部篤郎という布陣なのだけれど・・・。
二人とも・・・なんだか・・・軽いなぁ・・・役の年齢に見えないし?
中途半端なイメージが拭えないような・・・???
綾野剛は、不思議な役者だと常々思っていた。
CMなんかも、お笑いの女性芸人と、ウダツの上がらない夫役なんて、やってても違和感がないし、映画『闇金のウシジマくん』で、山田孝之演じるウシジマくんの相棒の弁護士役は、ヨカッタんだよなぁ・・・。
山田孝之のヴィジュアルが濃すぎるんで、サッパリ系の綾野剛で、中和するっていうか・・・。
今回のハゲタカは、渡部篤郎が、大人しすぎっていうか・・・そういう役柄だから、仕方がないか・・・。
三葉銀行の大番頭役の小林薫相手では、綾野剛は、少し役不足の感が否めないかな・・・???
サブテーマは、日光・鬼怒川の観光地域の再開発ってことらしく、日光ミヤビホテル(モデルは、日光金谷ホテルなのだろう)の買収に関わるヒロイン・沢尻エリカが、キレイ処なんだろうけれど、このひとも、大人しくなったなぁ・・・(でも、肘を張り、オナカに手を当てる朝鮮の奴隷風挨拶コンスは、やめろな・・・。日本伝統?の老舗ホテルの社長なんだしな・・・)。
疲弊した日本経済を、日光ミヤビホテルを象徴として描いているのは、興味深かったし、平成最後の年、失われた30年の軌跡をたどるような経済ドラマとしては、面白かった。
銀行に就職すれば、一生安泰・・・みたいな風潮も、ここへきて、かなり崩れてきたようで、(私の地元最大の)地銀のフロントは、パートのおばさんばかりである。
紙幣や硬貨の印刷や鋳造も、儲けの一端で、無くなると、困る人も増えるだろうけれど、電子マネーという、コレマタ不思議な媒体に取って代わられようとしている。
日中、銀行にいるのは、ATMやら、ネットバンキングが使えない高齢者が、殆どのようで、この人たちは、減る一方だし、銀行業務に、もってこいなのが、AIなんだろうし、人手は、要らなくなりつつある業種なんだろうと思ったりしながら、視聴していたので、ドラマ的は、二の次?になってしまったんだけどね・・・。