深夜からの本降りの雨も、昼前には止んで、午後から晴れ間も。
師走だというのに、随分と暖かい。
雰囲気的には、春っぽいのだけれど、まだ年明けてはいないので、10月とか11月とかの秋の気温・・・季節の戻りになるのかな?
先週は、映画ばかり見ていた。
これは、本日より遡り、12月6日(水曜日)、バスケットボールの試合観戦迄、余裕があったので、映画:鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎 を鑑賞。
目玉の親父・・・こと、鬼太郎のお父さんのお話になるようで。
この物語の主な妖怪は、『狂骨』。
ああ・・・京極堂さん(京極夏彦・著『狂骨の夢』)ね・・・。
(横溝正史の『犬神家の一族』+『狂骨の夢』+(先日みたゴジラ-1.0的戦後感)+本家本元の水木しげる)÷4・・・といった内容かも。
漫画の水木しげる先生とは、ほんの少しズレがあるようで。
猫娘は、ものすごく美人になったし、若い?頃の鼠男以外、他のレギュラー妖怪仲間は登場しない(子泣爺とか砂かけ婆ぁとか、一反木綿とか・・・)釣瓶火は出て来たかな・・・。
私は、初期の所謂・・・モノクロのアニメ版のゲゲゲの鬼太郎だったと思うけれど、鬼太郎が瀕死の状態のなか、目玉のお父さんが、妖力をつかい幽霊列車を呼び出し、過去迄、遡り、その過程で、亡くなったお母さんが登場する・・・的な話を覚えているのだけれど、映画では、美しいお母さんが、狂骨に取り込まれて、瀕死の状態になった姿は、モノクロアニメに登場した幽霊そのもののお母さんの姿だったので、ああ・・・ここに繋がるのか・・・とヘンに納得してしまった(記憶違いかもしれません。違っていたら御許しを・・・)。
以前、市内の美術館で、水木しげる展の開催があって、そのときにみた水木しげるの原画の精密さに驚いた。
ペンと墨(或いはインク)で、これ程迄に・・・。
画像の美しい映画になっても・・・やはり、水木しげるは、モノクロなんだよな~~~そんなイメージが、私のなかにはある。
目玉の親父さんが、御茶椀のお風呂に入っているシーンはなかったけれど、人間の姿で、登場するのは、なかなかに興味深い。
一見、大正とか昭和の文士みたいだ。
博学な生き字引的なお父さんにも、若いころってあったんだね・・・。
水木しげる生誕百周年。
戦争で失った片腕の代償は、民俗学を具象化することだったのか・・・???