さくらの日々是好日

余命半年から生還♪今年21年目の【金つなぎ勝ち抜きRoad】を走り続ける、多重がん患者の病老の日々や患者会活動をご紹介!

♪妻・るり子をを見送り、1か月で10㌔痩せました。

2011年10月16日 02時02分52秒 | さくら的非日常の日々
今日は、実家の森家の法事が二つ重なっており、パパ一家と松阪の法久寺に向かう。
福岡からは、次男が伊丹空港経由で松阪入り。

跡取りの英登くんが施主となり、父親の13回忌と妻の3回忌法要が粛々とすすむ。

実家の森家、兄嫁の実家・田所家、そして亡きるり子さんのご実家の皆さま。
ほかに縁につながる人たちがたくさん集まってくださって、法久寺さんで用意してくださった椅子が足りなくなり、座布団を10枚ほどお借りして間に合わせた。

         

法要のあとの精進落としは、近くの割烹・相生での懐石料理。 

冒頭、英登くんの心に沁みる挨拶が、印象に残った。

「妻・るり子を見送り、1か月で10㌔痩せました。 なぜ、自分がこんな不幸に見舞われるのかと納得できませんでしたが、3月11日を機会に心を変えることが出来ました…」

東北のあの、大震災で奪われた多くの無辜の命に思いを致せば、英登くんならずとも不条理を受け入れられることだろう。
せつないけれど、人生は大なり小なり不条理の連続であると言っていい。

         

宴の終わりごろに、福岡に戻るとしきを松阪駅に見送る。
まさきと私の3人。
「さようなら、またね♪ 元気でね。 みんな、幸せにね!」

17年前の冬。
夫であり父であった人が、たった4日の入院で敢え無くなる…という、到底受け入れられない不条理に押しつぶされそうになりながら、已む無く受け入れて3人で励まし合って生きてきた。

母子、家族の絆の深さ強さを残してくれた亡き夫に、日々感謝しつつ仏前に額づく私である。

           


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