7月26日(月) 晴
夕方、水やりに出てマンダラケの花が咲いているのを知った。
2週間ほど前から、天に向かってオクラのさやのような白い蕾がそそり立っていた。
なかなか開花に至らず、忘れていたのが今日、夜目にも白くあわあわと直径8㌢ほどの花を咲かせてくれた。
サンスクリット語で、天妙華・適意華・悦意華・白華などと訳され、チョウセンアサガオ、キチガイナスビなどとも呼ばれるナス科の一年草だ。
仏教では、天上に咲くという芳香を放つ妙なる白い花で、見る人の心に悦楽を感じさせ、諸仏出現の際に法悦の表示として天から降るとされる。(出典;「法華経」序品)
江戸期の医家・華岡青洲は、この種に数種の薬草を加え、20年に及ぶ歳月を掛けて開発した麻酔薬「通仙散」を以て、世界初の全身麻酔下の乳がん手術を成功させた、と『華岡青洲の妻』(有吉佐和子、)で概略を知った。
あわあわと、一見か弱そうな曼荼羅華の花は、その背景を知るにつけ、「我も亦、白なり」と自己主張を忘れず漏斗状の花筒を伸ばし、夜空にひときわ凛然と咲いている。
曼荼羅華の花(種)には、麻酔作用があることから、華岡青洲の偉業をも視野に入れ、日本麻酔学学会のシンボルマークは曼荼羅華の花がデザインされている。
午後は、すずらん台の市民センターで踊りのお稽古。
さくらは、今月から『雪椿』(小林幸子)を習い始めるも、体幹がしっかりしていないので、時折ふらついて(恥;)
朝のうち、地元のケーブルテレビ・adsに、制作のベテラン、中尾記者をお訪ねし、企画の相談に乗っていただく。
指先のネイルが、とても品よくおとなしくも華やかで、素敵!
いつものように、ピンボケカメラなので、お伝え出来ずに残念ですぅ。
>日本麻酔学学会のシンボルマークは曼荼羅華の花がデザインされている。
というご説明になるほど・・・と思い、また一つ知識が増えたことを嬉しく思います。
私にとっては一生使わない知識かもしれませんが、一つでも何かを知ると心が豊かになるような気がしますので・・・
いつも、温かいまなざしで老婆の徒然草を訪ねてくださり、ありがとうございます。
ほんとうに、ね。
使わない知識でも、「知るは心の豊かさなり」と喝破なされるあなた様のお考えに同感!のさくらです。
「知るは若さ」とも。
今後とも、知りたがり屋のさくら♪を、どうぞよろしくお願いいたします。