♪ 今日も、伊勢中川の空は青く広く大きく、北大路眼科の院長先生が「おぉ、美しいねぇ」とおっしゃって

１０月１２日（木）　　　晴

白内障手術の術後２か月検診に、伊勢中川の北大路眼科に行く。

今日も、伊勢中川の空は青く広く大きく、駅舎の上の青空を眺めて気宇壮大の氣をいただく。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

洋服を選ぶ暇が無くて、季節の普段着「月うさぎ」のTシャツを着て出かけたら、中待合でお隣に座った見知らぬ婦人から「お洒落ですねぇ」とお声掛けをいただいた。

さくら♪こと、なぜか電車の中で、ホテルのお手洗いで、…などお声を掛けていただくことが多い。

桜花に死生を托して生きて来たさくら♪を息子たちは日ごろから案じてくれて、ときわけ次男は、桜花散らしのデザインのアウターを見つけると写メを寄こし「買う？」と。

即座に「買う、買う、買ってぇ」と返し、よってさくら♪の普段着は、桜花散らしかピンクカラーのファッションが多い。

北大路眼科で、見知らぬ婦人から誉めていただいたので、院長先生の診察を終えて振り返り、くだんの女性に向かって小さくお手振りをして「ありがとうございますぅ」と言ったら、満月と桜花爛漫の傍らで白兎が舞い踊るデザインをご覧になられた院長先生が、「おぉ、綺麗だねぇ」と言ってくださって、見知らぬ婦人もさくら♪も、一瞬、心が直立不動になっちゃった。

だって、外来ではこわもての院長先生なのだもの‼

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見知らぬ方からお声掛けされることが多いと書いたけれど、いつぞやは大阪メトロの駅のトイレで、ヘアセットを直していたら、「あのお、金つなぎの…、広野さんではありませんか？」と、見知らぬお若い方からお声を掛けられ、「奈良のニシオカの娘ですぅ」と明かされて驚いた。

母上似の美しいお嬢さんと、しばらくお話をして別れた。

そうだ。

東京・浅草の浅草寺本殿の階で、テレビ大阪の井上宏之ディレクターの取材を受けていた折にも、撮影が終わったところで、音楽療法士をしておられる女性からお声を掛けられた。

そうそう、イタリアのベネチア・サンマルコ広場にある名所「カフェ・フローリアン」は、【世界最古のカフェ】【カフェラテの発祥地】としても有名なのだけれど、ここでも、「日本から来ました。　ＮＨＫで拝見しました」とお声が掛かり、同行の金つなぎの病友がたが、いたく喜んでくださったっけ。

この話題を挙げれば、本当にキリがない。

閑話休題。 

相変わらず待合室いっぱいの患者さんが、やがて潮の引くように帰って行かれ、最後の患者が会計を済ませたのは、正午を２０分ほど過ぎたころになっていた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

松阪駅で、低血糖発作を起こし、自分が何者でどこで何をしているのかわからなくなった。

意識が遠のく感じがして浮遊感も感じられる。

目の前のファミリーマートに飛び込み、ブドウ糖のエナギー・チャージを買い求め、ゼリ―を口中に流し込む。

急に襲われた低血糖症状に慌て、バッグに常備しているブドウ糖のキューブにも氣がいかない体たらくであった。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

松阪へは、施設に入られた金つなぎの病友・多田紀久子さんのお見舞い♪

あられ、おかきのたばね庵・田中正一さん夫妻と訪ねる。

新型コロナ禍以降、もう４年近くも自由な外出が阻まれている施設暮らしの皆さまの閉塞感に、強く強く思いを致す。

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「１０分だけでも、会えるかしら？」

高校時代からの親友・教ちゃんは、高級呉服・みなとやの大女将だ。

普段着の洋服を着るように和服を着こなし、「臈長けた女性」とは、このひとのこと…と思う、素敵な女性である。

３０分ほど会えて、満足して名張に帰る。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

たばね庵の中興の祖・田中さんは、日ごろ「金つなぎの広野さんに命をもらったよ」と経営者仲間の皆さまに行っておられる、と洩れ伺った。

食道がんを病んで、２０年近くを頑張って来られた。

「会社を娘夫婦に譲って、ご褒美にレクサスの最新型を買ったの」「まぁ、オープンカ―！　＠１７００万？　これは、乗る人を選ぶクルマやね」

さくら♪＠老婆心からの嫌味をチクリ。

言えるのも、長年の病む者同士の絆のおかげ。