4月26日(日) 曇
昨日のお昼過ぎに、 ビジネスフレンドのMさんから電話をもらった。
「えっ? 昨日から、発熱? 体がダルくて、 おなかが痛くて、 脂汗?」
「まさか、 コロナかも?」
まだまだお若いけれど、COV19の感染は年齢を問わないから、ね。
近くの病院の外来を受診したけれど、「様子を見てください」と帰されたそうで、さっそく相談窓口を調べたものの24時間対応してくれているのは、警察署か消防署しか見当たらない。
いろいろ検索してみて、わかった結果をLINEで送信した。
「市のコールセンター=朝8時~。 000-000-0000。 PCR検査を受けないと家族の心配も解けないから、『高血圧の持病あり、3日前から38℃超の発熱あり。腹部に強い疝痛あり、耳の後ろの間欠痛あり』を訴えて、ね!」
「大丈夫だから、首に手ぬぐい巻いて.安静・保温!水分摂取🎵」
「あ、洗い桶やバケツにお湯を張って、湯気で風邪菌をやっつける! これ、息子さんにやって貰って! ベッドサイドに置いて貰うのよ🎵」
日ごろから「自粛一家!」と冗談を言うほど厳しく律しておられるのを知っているから、「まさか、コロナではないよね?」。 彼女も私も半信半疑だ。
同居しておられる息子さん夫婦と幼稚園児お2人の不安気な様子も案じられる。
なにか、彼女のためにしてあげられることはないかしら?
思いめぐらして、ほど近くにお住いの共通の友人・T氏の顔が浮かんだ。
Mさんの同僚で、家族ぐるみのお付き合いを、さくらも共にさせていただいて今に至っている。
それでも、日ごろから活動範囲の広いT氏には、平日はなかなか電話に出てもらえないのだけれど、休日のこのご時世とあって、すぐに繋がり、「どうしたんですか?」、「えっ、それは大変だ。 買い物? お安いご用です、任せてください!」
力強い言葉を聞いて、体中に熱い風が吹いた。
有難かった。
Mさんから、「玄関先においてくださったの。有難かったわ」と写メが届き、さくらがお願いした、お粥、梅干し、玉ねぎスープ、カゴメの野菜ジュース、リンゴ、イチゴなどのほかに、たくさんたくさん届けてくださり、ほんとうに、胸が感謝でいっぱいになった。
長々と、友人のコロナ疑惑について記したのには訳がある。
一般に、【病む】ということは、体がウイルスや細菌に冒され不具合・不健康に陥ることだけれど、心の持ち方が体の治癒に深くかかわっているということも、およそ30年余り前から解明されてきた。
精神腫瘍学(サイコオンコロジー)。 病名告知による気分の落ち込みから、不眠、不安、うつ病、せん妄、適応障害に至るまで、「がん」と「心」の関係を扱う学問領域をこのように呼ぶのだけれど、さくらががんを病んだころ今から30年近く前の1987(昭和62)年には、学会が設立されている。
その後、平成8年7月には札幌で「第1回日本緩和医療学会」が開催され、がんを明るく前向きに語る・金つなぎの会もその前年に設立されており、【がん終末期の疼痛緩和の実際】を知りたく、取材のため2泊3日の予定で札幌に向かったのだった。
会場のホテルが医療関係者や取材陣であふれるほどの関心を呼んだこの学会で、サイコオンコロジーについての発表もなされ、サイコオンコロジスト(精神腫瘍医)が、「がん末期の患者にギターの弾き語りで生存率を上げ安らかに見送った」という事例を発表されたおりに、【この一例は、後に続く多数例になる可能性がある!】と確信した。
病友がたに、「生き残る一例があれば、後に続きましょう! 皆が亡くなられるなら、治る最初のひとりになりましょう!」と呼びかけ、実際、金つなぎの病友がたは余命告知を次々に跳ね返し、健常な予後を手に入れておられる。
COV19の患者さんにもお届けしたいテーゼである。
「病い」と「心」には、相関関係がある。
COV19であろうとなかろうと、今のMさんには【あふれる愛に囲まれている】という、心の満足が生体の免疫力向上に寄与するはず、と信じるから、何かを届けたい、何かを伝えたい。
友人として、あなたを本当に愛しているから。
そんな言葉足らずの願いを聴いてくださったT氏には、「本当にありがとうございます」と、西の方角に向かって頭を垂れてひととき感謝の祈りをささげた。
Tさん、ありがとうございます。
どうぞ、MさんがCOV19の感染者でありませんように!
昨日のお昼過ぎに、 ビジネスフレンドのMさんから電話をもらった。
「えっ? 昨日から、発熱? 体がダルくて、 おなかが痛くて、 脂汗?」
「まさか、 コロナかも?」
まだまだお若いけれど、COV19の感染は年齢を問わないから、ね。
近くの病院の外来を受診したけれど、「様子を見てください」と帰されたそうで、さっそく相談窓口を調べたものの24時間対応してくれているのは、警察署か消防署しか見当たらない。
いろいろ検索してみて、わかった結果をLINEで送信した。
「市のコールセンター=朝8時~。 000-000-0000。 PCR検査を受けないと家族の心配も解けないから、『高血圧の持病あり、3日前から38℃超の発熱あり。腹部に強い疝痛あり、耳の後ろの間欠痛あり』を訴えて、ね!」
「大丈夫だから、首に手ぬぐい巻いて.安静・保温!水分摂取🎵」
「あ、洗い桶やバケツにお湯を張って、湯気で風邪菌をやっつける! これ、息子さんにやって貰って! ベッドサイドに置いて貰うのよ🎵」
日ごろから「自粛一家!」と冗談を言うほど厳しく律しておられるのを知っているから、「まさか、コロナではないよね?」。 彼女も私も半信半疑だ。
同居しておられる息子さん夫婦と幼稚園児お2人の不安気な様子も案じられる。
なにか、彼女のためにしてあげられることはないかしら?
思いめぐらして、ほど近くにお住いの共通の友人・T氏の顔が浮かんだ。
Mさんの同僚で、家族ぐるみのお付き合いを、さくらも共にさせていただいて今に至っている。
それでも、日ごろから活動範囲の広いT氏には、平日はなかなか電話に出てもらえないのだけれど、休日のこのご時世とあって、すぐに繋がり、「どうしたんですか?」、「えっ、それは大変だ。 買い物? お安いご用です、任せてください!」
力強い言葉を聞いて、体中に熱い風が吹いた。
有難かった。
Mさんから、「玄関先においてくださったの。有難かったわ」と写メが届き、さくらがお願いした、お粥、梅干し、玉ねぎスープ、カゴメの野菜ジュース、リンゴ、イチゴなどのほかに、たくさんたくさん届けてくださり、ほんとうに、胸が感謝でいっぱいになった。
長々と、友人のコロナ疑惑について記したのには訳がある。
一般に、【病む】ということは、体がウイルスや細菌に冒され不具合・不健康に陥ることだけれど、心の持ち方が体の治癒に深くかかわっているということも、およそ30年余り前から解明されてきた。
精神腫瘍学(サイコオンコロジー)。 病名告知による気分の落ち込みから、不眠、不安、うつ病、せん妄、適応障害に至るまで、「がん」と「心」の関係を扱う学問領域をこのように呼ぶのだけれど、さくらががんを病んだころ今から30年近く前の1987(昭和62)年には、学会が設立されている。
その後、平成8年7月には札幌で「第1回日本緩和医療学会」が開催され、がんを明るく前向きに語る・金つなぎの会もその前年に設立されており、【がん終末期の疼痛緩和の実際】を知りたく、取材のため2泊3日の予定で札幌に向かったのだった。
会場のホテルが医療関係者や取材陣であふれるほどの関心を呼んだこの学会で、サイコオンコロジーについての発表もなされ、サイコオンコロジスト(精神腫瘍医)が、「がん末期の患者にギターの弾き語りで生存率を上げ安らかに見送った」という事例を発表されたおりに、【この一例は、後に続く多数例になる可能性がある!】と確信した。
病友がたに、「生き残る一例があれば、後に続きましょう! 皆が亡くなられるなら、治る最初のひとりになりましょう!」と呼びかけ、実際、金つなぎの病友がたは余命告知を次々に跳ね返し、健常な予後を手に入れておられる。
COV19の患者さんにもお届けしたいテーゼである。
「病い」と「心」には、相関関係がある。
COV19であろうとなかろうと、今のMさんには【あふれる愛に囲まれている】という、心の満足が生体の免疫力向上に寄与するはず、と信じるから、何かを届けたい、何かを伝えたい。
友人として、あなたを本当に愛しているから。
そんな言葉足らずの願いを聴いてくださったT氏には、「本当にありがとうございます」と、西の方角に向かって頭を垂れてひととき感謝の祈りをささげた。
Tさん、ありがとうございます。
どうぞ、MさんがCOV19の感染者でありませんように!
病友のどなたにも、できる最善を尽くさせてはいただくのですが、今回はあなたのおかげに感謝いたします。
M子さんは、今夕、手術を無事終えられました。