記録的な猛暑が続き、今日も暑い。空気は少し爽やかになってきたが、陽射しは強い。けれど、空を見上げると青く高くなっている。今晩は「中秋の名月」だが、月は見えるのだろうかと思い、外を見ると雲が無くなっている。
子どもの頃、母に言われてススキをとりに行った。母はススキを花瓶に活け、近所の菓子屋で買って来た団子を備えた。どうしてそんなことをするのか知らなくても、団子が食べられることが嬉しかった。母屋の祖母は団子を手作りしていたが、美味しくは無かった。
敬老の日がいつから始まったのか覚えていないが、まだ、祖母が健在だった頃、私は街で一番の菓子屋まで行って、絶品と言われていたモナカを2個買って、「これ、お祝い」と言って祖母に差し出した。
昨日の「敬老の日」に、次女の小4の娘が手紙をくれた。また、マンションの自治会からの祝いの折詰弁当には、子ども会からのメッセージが添えてあった。小4の孫娘は読書感想文が学年代表に選ばれなかったことが、とっても悔しかったようで、「らい年こそは学年だい表を勝ち取れるぐらいの感想文書くね」とあった。
そんなに負けず嫌いにならなくてもいいよと、伝えたいくらいだったが、せっかく頑張ろうという気持ちでいるのに、水を差してはいけないと思い留まった。一人っ子だから、何かにつけて母親の期待を一身に受けているし、それに応えようと頑張っている。
昨日のテレビドラマ『海のはじまり』は切なかった。母親を亡くした娘の「海」を引き取り、「夏」君はふたりで暮らし始めるが、やっぱりどこかに無理があった。「海」は父親に、「ママと一緒の時は、パパがいなくても寂しくなかった」と言い、「どうしていなかったのか」と聞く。
「ママがいなくても、オレがいる。決して放さない」と言い聞かせるが、「海」が求めているものとは違う気がした。母子家庭で暮らすのは大変だが、父子家庭はもっと大変だろう。どうして「夏」君は、「海」とのふたりだけの生活を選んだのだろう。来週は最終回だが、ふたりは幸せになれるのだろうか。とっても心配になる。
中3と小4の孫娘よ、幸せになってくれと祈る。