友々素敵

人はなぜ生きるのか。それは生きているから。生きていることは素敵なことなのです。

苦と愛の、人生の七味

2018年07月24日 17時35分01秒 | Weblog

  何とまあー暑い日が続くのだろう。今朝は風があったので、私はルーフバルコニーに出て、水やりをし、今日は暑さから解放される気でいた。ところがやっぱり、天気予報通りに暑さがやってきた。そんな暑さの中、カミさんのいとこが「中元」の品を持って来た。カミさんは、今年から「中元」のやり取りは止めようと弟や妹に話していたのに、いとこに話していなかったのだ。

 私は兄貴のふたりの息子に、「正月の集まりはしない。中元や歳暮のやり取りも止めよう」と手紙を出したが、中元の品が届けられた。続けてきた「行事」を中止することは意外に難しい。拡大していくことは案外できるが、縮小するのはかなりの勇気が要る。けれど、年上の者が提案しなければなかなか変更することは出来ない。

 暑い時も寒い時も、食べ物に大量の七味を振りかける先輩がいる。「そんなにかけたら味が分からなくなるのでは?」と言うのだが、「いや、これで味が引き立つ」と答える。私は辛味が苦手で、香辛料を使わないが、好きな人は何にでも振りかける。中学からの友だちのブログを読んでいたら、江上剛氏の『人生に七味あり』を取り上げていた。

 営業畑で生きてきた彼はこうした類いの小説が好みで、「人生の七味」とは、「うらみ、つらみ、ねたみ、そねみ、いやみ、やっかみ」をいうと解説してあった。人間の根源みたいなもので、おそらく自分が抱かかえたことも投げつけられたことも、みんな経験しているだろう。聖書もこの問題を各所で取り上げているし、宗教は全てここに集中していると思う。

 「人生の七味」をインターネットで見ていたら、「苦の人生の七味」に対して「愛の人生の七味」が載っていた。「ほほえみ、いつくしみ、つつしみ、めぐみ、なごみ、あたたかみ、こころみ」である。なるほど、こちらの方が気持ちが暖かくなる。熱波にならなくても、穏やかな心を求めて、「愛の人生の七味」を身につけていこう。


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