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2023.04.21 昔のガーベラ

このブログでは、あなたの○年前の投稿ですと言って、過去の投稿を知らせてくれる。
数日前、下記の投稿を知らせてくれた。
それは、私の大切なガーベラのことで、嬉しくなって、一昨日、このブログに転載させ
て頂いた。
(https://blog.goo.ne.jp/miracle-titan/e/2f12dfa584a7b2fef61163c4904c1fc8)

すると、ベーヤンから、コメントがあって、
「昔、これがガーベラって、言われて、嘘やん!何言うてんのん?って、信じられな
かったこと、思い出します!😊」と書いてあった。

あ、そうかも知れないな。
最近のガーベラしか知らない人もいる訳だから、と思った。
そこで、ネットで「昔のガーベラ」と検索すると、出て来た。
そのスクリーンショットを、念のため、ここへ載せます。






昨日のブログにも書いたが、
「元職場の外国為替課の男性で、園芸好きの先輩が、お得意の語学力を駆使して、オラ
ンダやら、イギリスやら、世界各国から沢山の球根を取り寄せていて(昔は、そうしな
ければ手に入らなかった。)、私は、その方から、色んな貴重な球根をいただいた。」
のだった。ガーベラの原種はイギリスと聞いていた。

彼は若い頃からの大の花好きで、ある時、バスの中で、人々の頭上に植木鉢が見えて
いて、びっくりしたが、それは、彼が自分の頭の上に鉢植えを乗せていたのだとわかったと、
それを目撃した私の女友達から、5回も6回も聞いたことがあった。
彼は、大会社の社長のボンボンで、いかにもボンボンらしいと、長年笑い話になっていた。
後年、この方のお宅に招かれた時、豪華なご自宅の大きな花壇には、まだ、その頃は、
誰も知らない種類の鮮やかな花々が、色も姿も様々に見事に咲いていて、見とれたこと
があった。
これらは、皆、この方が自ら、海外から取り寄せたものだった。

私は、それらの球根をいろいろ頂いたのだが、母が大好きだと言ったガーベラだけが、
特に印象に残っている。

私の歳前後の年配の方々(特に女性)は、昔のガーベラが好きで、今の改良された品種
に違和感を感じる人が多い。
10数年前、私よりも年上の女性と、ガーベラの話になり、昔のガーベラのことを
「大好き!」と言われたので、今のガーベラは?と聞くと、怒った様に「ダイッキライ!」
と強い調子で言い捨てられたことを思い出す。怒りがこもっていると思った。
それほど、昔を知る人にとっては、あの真っ赤なガーベラは、大切なものだったのかも
しれない。

昔、仏様にお供えする花に、千日草と百日草があった。
その内の、千日草の方は、楚々として、涼しげで、私は好きだった。
しかし、百日草は嫌いだったので、私は買ったことがなかった。

時が経ち、ガーベラなるものが現れた時、「あ、百日草だ」と思った。
百日草が、色とりどりになっていると思った。
見るからに、百日草の改良種であった。

この改良種のガーベラも、色とりどりで、一つづつ見ると可愛い。
しかし、昔のガーベラを愛していた者にとっては、どうしても、これが、あのガーベラ
の改良種だとは、認められないのである。

今でも、友人が、どこどこを歩いていたら、庭先にあのガーベラが咲いてたよと、
喜んで写メを送ってきてくれたりするが、そんな時、それは、私を喜ばせるためだけ
でなく、彼女自身が、懐かしい思いで、癒されているのを感じるのである。

以上、私の「独り言」の「ガーベラ談義」でした。



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