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新橋のスズメ〈英訳付〉

2025年02月14日 | ここで一服・水元正介
新橋駅近くの公園には、大型の喫煙所があり、中に入るとほぼ満席でした
メビウスOneEシリーズを1本吸って、喫煙所が出たらスズメが1羽目に入りました

最近、スズメを見ていなかったので、スマホを構え3枚ほど写真を撮りました
スズメは、甲斐甲斐しく健気な動きをして、しばらくしたらどこかへ飛んでいきました


There was a large smoking area in a park near Shinbashi Station, and when I went inside, it was almost full.
I smoked a MEVIUS One E series cigarette, and when I left the smoking area, the first sparrow I saw entered.
I hadn't seen a sparrow recently, so I picked up my smartphone and took about three photos.
The sparrow moved around diligently and bravely, and after a while it flew away somewhere.



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「いねむり先生」とたばこ(その5)

2025年02月14日 | 小説・映画等に出てくる「たばこ」
「いねむり先生」とたばこのつづき(その5)です。

289ページ
※たばこの記述ではないですが、伊集院さんがIさんから小説を書くように勧められ、それに答えているシーンです。

「そうだね。切なすぎるよね。人は誰でも皆少し狂ってはいるらしいんだけど、そういうこととは違う話だものね。ああいうものをコツコツと積み上げていく作業は大変だろうね。ボクには想像もつかないけど----。サブロー君も少し書いているんでしょう」
「僕はやめました。今(色川武大さん著)の小説を読んで、あらためてよくわかりました。才能がまるっきりありません」
「才能なんて必要なのかな」
Iさんは言って首をかしげた。
「一番大事なところじゃないんですかね」
「そうかな----。僕はそうは思わないな。必要なのは、腕力やクソ力じゃないのかな」

320ページ
外に出ると、若衆が車のボンネットに凭れかかって、煙草を吸っていた。
ボクの顔を見ると若衆は、連れ方は、と訊いた。まだ飲んでるよ。嫌な野郎だな、ボクが言うと若衆はニヤリと笑った。

361ページ
宿の裏手は山麓になっていて雑木林が三方を囲んでいた。
放し飼い鶏が数羽、餌をついばんで動き回っている。左手に古い農家の造り家と新しい家が並んでいた。その奥にちいさな鳥居が見えた。
先生はそこに立っていた。
もう出かけるつもりだろうか、コートを着ていた。先生の吸う煙草の煙が林の奥のほうに流れていた。(その6につづく)



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