前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福井県の教員過労死で損害賠償請求、父親の嶋田富士男さんが意見陳述

2017年04月06日 | 福井県政
 上中中学に平成26年4月に新任教師として赴任した嶋田友生氏が同年10月に自殺し、平成28年9月に公務災害認定された事件で遺族が福井県と若狭町を相手に損害賠償請求を求めた第一回弁論が福井地裁(林潤裁判長)で5日開かれ、父親の嶋田富士男氏が意見陳述をおこないました。
 嶋田氏は「管理者である校長は、息子の長時間勤務や負担の大きい公務の状況を知りながら、仕事の量の調整や勤務時間を軽減する措置や新任教員であることの配慮に欠けたもので、安全配慮義務違反と考えます。管理者や町教育委員会は無論のこと、同僚も含め事実を明らかにする義務があるはずです。一人の新任職員の命をどう捉えているのかを改めて問いたい」「指導教員の上林氏からは一度も状況を聞けていない。校長を退職した指導教員によるパワハラもあったのではないか。息子の日記にも、思いきり絞られた、との記述もある」「息子を死に追いやった真実が明らかにならなければ、息子の魂が浮かばれません」と述べました。
 次回期日は6月21日午後1時半から。
 弁論後に記者会見した嶋田氏は「結婚を控えた交際相手もおり、意気揚々とがんばっていた息子がなぜ死んだのか、はっきりさせたい。親としては原因究明できるまで死ねない」と語りました。
 福井市や敦賀市から支援の傍聴者がかけつけていました。
私も二度と教員過労死をださせないために、県議会でもがんばりたいと思います。