昨日は、原発住民運動福井・嶺南センター、原発問題住民運動福井県連絡会、ふるさとを守る高浜・おおいの会のみなさんが、福井県に対して、「高浜原発3、4号機再稼働について、慎重審議と住民説明会開催を求める要請」をおこないました。
高浜町の渡辺孝代表委員らが、関電の安全総点検報告について県の専門委員会でも審議を尽くすことや、県民説明会開催をもとめたものです。
原子力安全対策課の担当者が「県議会や安全専門委員会に諮るタイプではない」と知事が述べたことを説明。
渡辺氏らは「再稼働にあたって知事判断はあるのか、ないのか」とたずねましたが、「答えられない」との回答でした。
「きちんと県の安全専門委員会を開くべき」との要求には「上司に伝える」との回答を繰り返しました。
私も「県議会に諮らない、と知事が勝手に判断するのはおかしい。なぜ議会審議のあり方に干渉するのか」と指摘しました。また、要請への回答についてきちんとおこなうように求めました。
かねもと幸枝衆議院1区、猿橋巧2区候補も参加しました。
■要望書
2017年4月12日
福井県知事 西川 一誠 殿
原発住民運動福井・嶺南センター
代表委員 渡辺 孝、西本洋一、松井 隆
猿橋 巧、平川幸治、北原武道
原発問題住民運動福井県連絡会
代表委員、奥出春行、北原武道
多田初江、佐藤正雄
ふるさとを守る高浜・おおいの会
代表 東山幸弘
高浜原発3、4号機再稼働について、
慎重審議と住民説明会開催を求める要請書
関西電力は4月7日、高浜原発2号機のクレーン倒壊事故を受けた「安全管理の総点検」の結果と今後の安全管理体制について福井県に報告しました。対応した藤田副知事は、「現時点で具体的な改善が実施されたものと受け止めたい」と理解を示し、県原安課は、高浜原発3、4号機の再稼働の判断について知事はすでに承認しており、県原子力安全専門委員会に同報告の審議を依頼することについて難色をしめしました。
しかし、関電が2月13日、第88回県安全専門委にクレーン倒壊事故について報告した際、泉・三島両委員などから「原発が止まった状況において、安全意識が劣化しているのではないか」などの厳しい意見が出されています。さらに、中川委員長から、高浜4号機の原子炉トリップの原因と対策、その後の対応について質問が出され、原子力規制庁の小山田地域原子力規制総括調整官は、「保安検査で、主に直接原因に対する不適合管理が適切になされているかを確認している」と述べており、これら規制委の保安検査と県専門委の審議は継続中であり、原発再稼働について判断できる状況ではありません。そのため、圧倒的多くの住民は再稼働について不安をもっています。
ついては、住民の安心・安全、命を守る立場から次の諸点を要請いたします。
記
一、関電が報告した「安全管理の総点検」の結果と今後の安全管理体制について、県専門委で十分な審議をつくした上で再稼働の判断をすること。
一、関電が報告した内容と、規制委の保安検査および、新規制基準を受けての安全対策について、県民を対象とした住民説明会を開催するよう、国と関電に要請すること。
以上
高浜町の渡辺孝代表委員らが、関電の安全総点検報告について県の専門委員会でも審議を尽くすことや、県民説明会開催をもとめたものです。
原子力安全対策課の担当者が「県議会や安全専門委員会に諮るタイプではない」と知事が述べたことを説明。
渡辺氏らは「再稼働にあたって知事判断はあるのか、ないのか」とたずねましたが、「答えられない」との回答でした。
「きちんと県の安全専門委員会を開くべき」との要求には「上司に伝える」との回答を繰り返しました。
私も「県議会に諮らない、と知事が勝手に判断するのはおかしい。なぜ議会審議のあり方に干渉するのか」と指摘しました。また、要請への回答についてきちんとおこなうように求めました。
かねもと幸枝衆議院1区、猿橋巧2区候補も参加しました。
■要望書
2017年4月12日
福井県知事 西川 一誠 殿
原発住民運動福井・嶺南センター
代表委員 渡辺 孝、西本洋一、松井 隆
猿橋 巧、平川幸治、北原武道
原発問題住民運動福井県連絡会
代表委員、奥出春行、北原武道
多田初江、佐藤正雄
ふるさとを守る高浜・おおいの会
代表 東山幸弘
高浜原発3、4号機再稼働について、
慎重審議と住民説明会開催を求める要請書
関西電力は4月7日、高浜原発2号機のクレーン倒壊事故を受けた「安全管理の総点検」の結果と今後の安全管理体制について福井県に報告しました。対応した藤田副知事は、「現時点で具体的な改善が実施されたものと受け止めたい」と理解を示し、県原安課は、高浜原発3、4号機の再稼働の判断について知事はすでに承認しており、県原子力安全専門委員会に同報告の審議を依頼することについて難色をしめしました。
しかし、関電が2月13日、第88回県安全専門委にクレーン倒壊事故について報告した際、泉・三島両委員などから「原発が止まった状況において、安全意識が劣化しているのではないか」などの厳しい意見が出されています。さらに、中川委員長から、高浜4号機の原子炉トリップの原因と対策、その後の対応について質問が出され、原子力規制庁の小山田地域原子力規制総括調整官は、「保安検査で、主に直接原因に対する不適合管理が適切になされているかを確認している」と述べており、これら規制委の保安検査と県専門委の審議は継続中であり、原発再稼働について判断できる状況ではありません。そのため、圧倒的多くの住民は再稼働について不安をもっています。
ついては、住民の安心・安全、命を守る立場から次の諸点を要請いたします。
記
一、関電が報告した「安全管理の総点検」の結果と今後の安全管理体制について、県専門委で十分な審議をつくした上で再稼働の判断をすること。
一、関電が報告した内容と、規制委の保安検査および、新規制基準を受けての安全対策について、県民を対象とした住民説明会を開催するよう、国と関電に要請すること。
以上