昨日は名古屋高裁金沢支部での原発裁判。大飯原発の審査も担当された地震の専門家の島崎前規制委員長代理が、証言に。
なんと傍聴抽選には200人以上がつめかけました。裁判の会のご厚意で傍聴席でしっかり聞くことができました。
みずから合格させた大飯原発について、最新の知見にもとづいて誤りと不十分さを明確に述べたことに感銘を受けました。
関電側の尋問に答えて、「原告側とは打ち合わせをした。きちんと聞いてもらわないとなんのために金沢まできたのかわからない」と証言する場面もあり、学者として相当な決意で臨んでいる姿勢にも感動しました。
真理に接近する学者魂をみました。
写真は裁判後の報告集会。島田広弁護士が新しい弁護団長として挨拶されました。
福井県からバス二台で参加。裁判の会のみなさん、お疲れ様でした。
■NHK ・・・大飯原発訴訟 規制委元委員「想定の揺れ 過小評価」 4月24日 20時52分
福井県にある大飯原子力発電所の3号機と4号機の再稼働を認めないよう住民が求めている裁判の2審で、原子力規制委員会の元委員が証人として呼ばれ、「想定される最大規模の地震の揺れが過小評価されている」と指摘しました。
大飯原発3号機と4号機について、福井地方裁判所は平成26年、「地震の揺れの想定が楽観的だ」などとして、住民の訴えを認めて再稼働を認めない判決を言い渡したのに対し、関西電力が控訴し、名古屋高等裁判所金沢支部で2審の審理が行われています。
24日は、新しい規制基準に基づく原発の審査に関わった、原子力規制委員会の島崎邦彦元委員長代理が証人として呼ばれました。
この中で島崎元委員は、想定される最大規模の地震の大きさを算定した計算式を、去年の熊本地震を受けて再検討した結果、「現在の計算式では地震の揺れが過小評価されている」と指摘しました。
そのうえで、「海底にある断層は深さ3キロから15キロの範囲にあるとされるが、関西電力は深さ200メートルから300メートルほどの場所を調査したにすぎない」として、関西電力が行った断層調査のデータは不十分だと指摘しました。
一方、関西電力はコメントを出し、「多様な手法による詳細な調査で保守的に評価し、過小とは考えられない。原子力規制委員会も見直す必要はないと結論づけている」としています。
2審の審理は今後も続きますが、地震の揺れの評価は裁判の大きな争点となっていて、元委員の証言を踏まえて、裁判所がどのような判断を示すのか注目されます。
なんと傍聴抽選には200人以上がつめかけました。裁判の会のご厚意で傍聴席でしっかり聞くことができました。
みずから合格させた大飯原発について、最新の知見にもとづいて誤りと不十分さを明確に述べたことに感銘を受けました。
関電側の尋問に答えて、「原告側とは打ち合わせをした。きちんと聞いてもらわないとなんのために金沢まできたのかわからない」と証言する場面もあり、学者として相当な決意で臨んでいる姿勢にも感動しました。
真理に接近する学者魂をみました。
写真は裁判後の報告集会。島田広弁護士が新しい弁護団長として挨拶されました。
福井県からバス二台で参加。裁判の会のみなさん、お疲れ様でした。
■NHK ・・・大飯原発訴訟 規制委元委員「想定の揺れ 過小評価」 4月24日 20時52分
福井県にある大飯原子力発電所の3号機と4号機の再稼働を認めないよう住民が求めている裁判の2審で、原子力規制委員会の元委員が証人として呼ばれ、「想定される最大規模の地震の揺れが過小評価されている」と指摘しました。
大飯原発3号機と4号機について、福井地方裁判所は平成26年、「地震の揺れの想定が楽観的だ」などとして、住民の訴えを認めて再稼働を認めない判決を言い渡したのに対し、関西電力が控訴し、名古屋高等裁判所金沢支部で2審の審理が行われています。
24日は、新しい規制基準に基づく原発の審査に関わった、原子力規制委員会の島崎邦彦元委員長代理が証人として呼ばれました。
この中で島崎元委員は、想定される最大規模の地震の大きさを算定した計算式を、去年の熊本地震を受けて再検討した結果、「現在の計算式では地震の揺れが過小評価されている」と指摘しました。
そのうえで、「海底にある断層は深さ3キロから15キロの範囲にあるとされるが、関西電力は深さ200メートルから300メートルほどの場所を調査したにすぎない」として、関西電力が行った断層調査のデータは不十分だと指摘しました。
一方、関西電力はコメントを出し、「多様な手法による詳細な調査で保守的に評価し、過小とは考えられない。原子力規制委員会も見直す必要はないと結論づけている」としています。
2審の審理は今後も続きますが、地震の揺れの評価は裁判の大きな争点となっていて、元委員の証言を踏まえて、裁判所がどのような判断を示すのか注目されます。