前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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福島原発事故避難者のみなさんのお話し

2017年05月05日 | 福井県政
昨日は福井市内で福島原発事故避難者のみなさんのお話しを聞く機会がありました。
3人の女性。2人は子育て中の女性、もう一人は事故当時中学生で現在、都内の大学生の方です。
事故後に子ども2人と都内へ自主避難、夫は住宅ローン返済のために福島での仕事を継続。週末だけ都内に。しかし、家庭の調和が乱れ離婚。今年の3月末には住宅支援も打ち切られ、また引っ越し。
女子学生は、「がっぽり金をもらっているんだろ」と言われ傷ついたことも。愛媛の友人のところへ遊びに行ったら、景色がいいよ、と案内されたのが原発のあるところだった、悪気はなかったと思うが。結婚できるのか、心配。教師になって原発のことも語っていきたい。
妊娠中に家族で避難した方は、国は守ってくれない、裏切り続けられた。最悪の事故が起きたら自分たちはどうなるのか、考えて欲しい、と再稼働に向かう福井県民にメッセージを寄せました。

厳しい事故後の生活の現実と格闘を一度に3人もの女性からお聞きし、あらためてもしもの時の福井県民の行く末を考えました。
それにしても被災者にたいする政府の支援策はお粗末。
原発事故被災者を切り捨てながら再稼働、とは許せません。