前福井県議会議員 さとう正雄 福井県政に喝!

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もんじゅ廃止計画、原子力緊急事態支援センターを視察しました

2017年08月08日 | 福井県政
  いまだに台風の風雨が続いています。大丈夫でしょうか。
学校関係行事などは見合わせるところが多いようですが、通勤のみなさんはお気をつけください。

昨日は県議会の県内調査で、「もんじゅ」と原子力緊急事態支援センターをたずねました。
 もんじゅでは研修施設でもんじゅの燃料取り出しの12分の1の模型を実際に動かしてもらい、どのように燃料取り出しがおこなわれるのか説明をうけました。
 その後、原子力研究開発機構から廃止措置について説明を受けた後、文科省、資源エネルギー庁の担当者も交えて意見交換をおこないました。
 私からは、機構職員の意識、コストの面からナトリウムを取り出した後に燃料を取り出すやり方は可能か、政府全体の体制は実働的か、などについて質問しました。
 機構側は「全職員と面談している。2次系ナトリウムは抜いて固体化する。1次系は燃料交換装置がナトリウム中での動作を前提にしている」などと答えました。
 また、文科省の明野もんじゅ対策監は「原子力機構には廃止措置実施者の責任がある。使用済み燃料・ナトリウムの県外搬出などは政府が機構の取り組みを監視していく」などと答えました。







 ひきつづき、美浜町にある原子力緊急事態支援組織を視察しました。これは電気事業連合会が中心となって30数億円かけて原発事故時の内部撮影のロボットや、遠隔操作で障害物をとりのぞく重機、ドローンなどを備えて、全国に展開します。
 私の質問に答えて、年間のランニングコストは5億程度、複数個所での発災の対応も可能(たとえば、高浜、大飯での同時事故など)、汚染された資機材は除染するが厳しい汚染となれば置いてくる、などと回答がありました。
 ちょうど昼食は河本町議の自宅の隣のお店で、あいさつできました。おいしいお店でした!