福井県医療生協組合員ルームで開催されている「だんだん短歌会」の「だんだん短歌集 第一集」をいただきました。
「うるわしき輝く十字架眺めいてやさしき風に我つつまれし」 三上すみゑ
「年の順に死ぬのを「平和」と言うのだと戦死の子を持つ祖母言い遺す」 森本照美
「高原の風にゆれいる野あざみに兵士も捕虜も頬寄せたろう」(六呂師高原にて) 岩堀陽子
「夫作る料理はすべて味も良し感謝してるよ長生きしてね」 西村幸代
「ムックリの響きが天に届くときさざ波が立つ我が湖に」(北海道白老にて) 清水雅美
「夜道行くウリ坊怖し親の影また鳴るスマホ私がびびる」 林好栄
講師の堀田重則さん 「歌の神が耄碌講師を許してか「だんだん短歌会」の歌集まとまる」
「粟つぶの栽培もせぬユーチューバーになりたき子らへ「濡れ手に泡」だぜ」
講師の堀田さんは しんぶん赤旗短歌欄でもご活躍。
「戦場のブルドーザーは子をいだく瓦礫の下の母踏むらんか」
福井県ふるさと文学館では、「俵万智展 #たったひとつの「いいね」」を開催中です。
「子を連れて西へ西へと逃げてゆく愚かな母というならば言え」
私も福島原発事故後にこの歌を読んだ時はつよく共感したものです。
「チェルノブイリ、スリーマイルに挟まれてフクシマを見る七時のニュース」
「ただちにはないってことか戦争も徴兵制も原発事故も」
「自己責任、非正規雇用、生産性 寅さんだったら何て言うかな」
入場無料です。ぜひご覧ください。来年2月4日まで。