【関本の引退挨拶全文】
小学生、1年生から始めた野球一筋31年。この聖地・甲子園で、これだけ多くのファンの皆さんの前で引退できる僕は、幸せです。
このような盛大なセレモニーを準備してくださった阪神タイガース球団の皆さん、本当にありがとうございます。
また、僕のために、残っていただいたカープファンの皆さん、ありがとうございます(レフトスタンドに一礼)。
ここまで大好きな野球を続けてこられたのも、皆さんの支えがあったからです。いいときも悪いときも支えてくれた家族、友人・知人のみんな、ありがとう。
大きく生んでくれた、そして、いつも応援してくれるお父さん、お母さん、ありがとう。
僕の両親は、僕をプロ野球選手にするのが夢でした。19年間、必死にもがきましたけど、少しは親孝行できたんじゃないかと思っています。
この19年間には、怪我の多い僕のために身体のケアをしていただいたトレーナーさん、治療科の先生。来たボールをただ打つだけでは打てない僕のために、サポートしていただいたバッティングピッチャーの皆さん、スコアラーさん。いつも僕たちのために最高のグラウンドコンディションを作ってくれた阪神園芸の皆さん。皆様ひとりひとりの支えがあって、今日まで来れました。本当に感謝しかありません。
この甲子園球場にお集まりのファンの皆さん、全国で応援してくれたファンの皆さん。今までいちばん力になったのは、皆さんの大声援です。
先日の引退会見でも言いましたが、ファンの皆さんの声援がなくなったら辞めようと決めてました。しかし、最後の一打席まで、熱く大きな大声援、本当にありがとうございます。
阪神タイガース・背番号3、関本健太郎は、今年でユニフォームを脱ぎますが、これから始まる第二の人生は、皆さんの、支えていただいた気持ちを胸に、必死のパッチで歩んでいきたいと思います。
そして、またいつか、この甲子園に帰ってきたいと思います。
最後に一つだけ言わせてください。今年、10年ぶりの優勝は逃してしまいましたが、これからも阪神タイガースに、熱い、熱い、熱いご声援をどうぞよろしくお願いします。
19年間本当にありがとうございました。
以上
改めて素晴らしい挨拶だった。感謝の気持ちだけを述べている。
そしておまけは福原の涙(画像は動画からキャプチャーしたもの)。
モニタースクリーンに映し出されたときは場内に笑いと感動を巻き起こした。
関本がいかにチームメイトから愛されていたかがよく分かる。