ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

昭和元禄落語心中・第3巻~雲田はるこ

2013-08-14 05:23:25 | 本の少し
昭和元禄落語心中(3) (KCx(ITAN))
クリエーター情報なし
講談社

☆☆☆☆

八雲と助六篇と称して、八雲の昔の名前時代の菊比古と助六の芸のしのぎあい。

売れっ子の助六だが、普段の楽屋うちの態度は悪く、師匠連からは疎まれている。

片や、菊比古は芸に行き詰りを感じて焦る日々を過ごす。

そういう二人にも、晴れて真打昇進襲名の日が・・・・。

そこで、毎日ネタを替えてきた助六、大千穐楽に“居残り佐平次”を
それは、楽屋に来ておられる大師匠の十八番ネタ。
稽古をつけてもらってないのに、舞台にかける。

その晩、「落語は皆で守るもんなんだ」「人の和が何より大事なんだ」と諭す我、八雲師匠に
「落語に生きる道を作ってやりたい」「壊すんじゃない、変えるんです」と反論、

このあたり、小さん師匠と若き日の談志師匠のやりとりのよう。

そして、助六は、破門に・・・・・・落語の真髄とは。

韓国ドラマのごとく、漫画だからなのか一つのシーンだけで一話がゆったりと進む。
昭和の落語とともに、この独特の気怠さ感がたまりませんな。


にほんブログ村に参加中。
クリックで応援、よろしくでおます。
↓↓↓

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする