回転ドアは、順番に (ちくま文庫) | |
クリエーター情報なし | |
筑摩書房 |
☆☆☆☆
穂村弘と東直子の恋愛詩歌往復書簡である。
出会いから、初めてのデート、セックス、喧嘩、仲直り、発熱、そして別れ。
二人の作家が交わすメ―ル書簡は、
最初、どちらがどちらかが分からないで読んでいたときよりも、
意識して読みかえすと・・・・あるときから熱っぽく、色っぽく
実際の恋愛対象でなければ、到底書けない、囁けない言葉のいろいろ。
*くちびるでなぞるかたちのあたたたかさ闇へと水が落ちてゆく音
+熱帯夜全身汗まみれつつあろんあるふぁを指環に墜とす
*だれも知らない場所に溜まっている水にその直前の、あ、がとどいた
+回転木馬泡を噴きつつ目を剝いて静かに止まる沸点
*あしのゆびぜんぶひらいてわたしからちいさな痛みはなたれてゆく
+恋人のあくび涙のうつくしいうつくしい夜は朝は巡りぬ
ふたりの想いは、あやしく、熱いでしょ・・・・。
興味あるかたは、是非、手にとってお確かめを。
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