ごまめ~の~いちょかみ・Ⅱ

趣味(落語と本)の話と大好きなうどんを中心に、ごまめになってもいちょかみで幅広くお届け

第三回大阪落語祭・ 立春大吉寄席~2023.02.04

2023-02-04 18:18:18 | 落語

第三回大阪落語祭・ 立春大吉寄席~2023.02.04

一、笑福亭呂翔・・・「米揚げ笊」

可愛いですな、呂翔さん。愛嬌があって、あちらこちらの先輩たちの落語会に引っ張りだこなのもうなずける。落語も途中言い間違いもあったが、それもご愛敬。上方落語会のアイドル、呂翔さん、孵化していく様を見届けるのはたのしみですな。

二、桂壱之輔・・・・「青い瞳をした会長さん」(三枝作)

この春に春之輔襲名を控えている、壱之輔さん。落語は創作、三枝さんの「青い瞳をした会長さん」。襲名後はどんな噺家さんになられるのか、今から楽しみですな。

三、桂春蝶・・・・・「やかん」

この頃、エンジンフル回転の春蝶さん。だいすきな「やかん」。前半の甚兵衛さんとの掛け合いでは、「コンビニへ300円持って行って、170円のホットドッグ買うとお釣りはいくら」とか。それを文科系と理科系の違いに押し込めたり、日頃のおもしろいと思ったことを惜しげもなく散りばめる、そのセンスと意欲、凄いです。また後半の講談で一気に数珠つなぎに語るところも凄い。
一度で二度美味しい。満足度満点の春蝶さんの一席でおました。

今月25日は岸和田の浪切のせんしゅう亭は春蝶さん、いまから楽しみでおます。

四、笑福亭鶴光・・・「試し酒」

師匠松鶴さんの思いでばなしをたっぷり。あれっ、落語は無いの?と少し不安になったところで、「試し酒」に。やはり酒の噺は笑福亭に似合いますな。

五、桂米左・・・・・「ふぐ鍋」

ききっちりと米朝さんの匂いが漂う米左さんの「ふぐ鍋」。
この冬四回目の落語の「ふぐ鍋」ですが、実際のふぐ鍋、一度も口にしてないのは寂しいことでおます。

六、桂雀三郎・・・・「寝床」

まさに、師匠枝雀さんの「寝床」。「おがぁ、おがぁ」だけで進めてしまう。奇天烈で、仕草の派手なところ、師匠の動の部分間違いなく継承されてますな。

今日は、各人の目指しておられる落語がはっきり、くっきり、見えたような素晴らしい落語ぞろい。大阪落語祭は、よろしおますな。

第三回大阪落語祭
立春大吉寄席~上方落語だらけの九日間~
2023年2月4日(土)午前15:00開演
心斎橋PARCO・SPACE14

一、笑福亭呂翔・・・「米揚げ笊」
二、桂壱之輔・・・・「青い瞳をした会長さん」(三枝作)
三、桂春蝶・・・・・「やかん」
四、笑福亭鶴光・・・「試し酒」
仲入り
五、桂米左・・・・・「ふぐ鍋」
六、桂雀三郎・・・・「寝床」












コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

にし家本店・心斎橋~2023.02.04

2023-02-04 14:14:14 | うどん・蕎麦・そうめん
にし家本店・心斎橋~2023.02.04

“きつねうどん”

今日は大阪落語祭りの一回目と二回目の間で昼ごはんを・・そこで、お気に入りの“浪花そば”さんと“にし家本店”さんのどちらにしようかと迷った挙句、やっぱりおうどんへ。

お値打ちのセットメニューもあったんですが、まだ落語会が控えていたので、食べ過ぎてお腹がパンクするといけないので、“きつねうどん”単品で。

お出汁は美味しいし、お揚げも程よい甘さで美味しいし、おうどんオリジナル手打ちでこれも美味しおます。完璧の“きつねうどん”でおます、旨い。

②、うどんちり本家 にし家

③、“柚子七味”
やまつ辻田の製造、柚子味が効いてお気に入りです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第三回大阪落語祭・立春大吉寄席~2023.02.04

2023-02-04 14:14:14 | 落語


第三回大阪落語祭・立春大吉寄席~2023.02.04

一、桂三実・・・・「寿限無」

聞きなれた「寿限無」も若手にかかれば、一味も二味も違ったものに。三実さん、繰り返しのところは高速の早回しでしゃべり、母親の思わず言う、キムタクに松潤に「短くしょうとすれば、できるやん」のツッコミ。
こうして噺は、膨らんだり萎んだりして、進化していくんでしょうな。

二、笑福亭喬介・・「饅頭怖い」

光っさんが食べる饅頭や最中の美味しそうなこと薯蕷饅頭に、最中、栗饅頭、羽二重餅に551の豚まん。それぞれの食べる仕草は師匠譲り。まだまだ寒い冬には、豚まん食べたくなりましたな。

三、桂よね吉・・・「皿屋敷」

マクラ大好きなよね吉さん。いつものごとくマクラ長めになったので、導入のところでコンパクトな説明で短縮してからの「皿屋敷」。まあ、この頃ビデオも倍速見がはやりらしいですが、どんどん短縮版がうまれそうな、よね吉さんの「皿屋敷」でおました。

四、桂千朝・・・・「鹿政談」

今も昔も七福や樋屋寄応丸。変わらぬものの良さですな、千朝さんの落語。あの独特の口調もだんだん聞きなれて最後には心地よいリズムとなる。
実を言うと、千朝さんの落語、ほん好きでおます。「蔵丁稚」「鴻池の犬」「饅頭怖い」どれも大好きでおます。じっくり、まとめて聴きたいですな。

五、桂米紫・・・・「宗論」

米紫さんの、熱演の一席。でもこの「宗論」。普通、政治と宗教の話はご法度なんでしょうが、キリスト教、ヤソ教に仏教。信じる者は救われるとはよく云われましたが、統一教会も含めてやはり宗教はデリケートな問題ですな。

六、月亭八方・・・「四天王寺の眠り猫」

左甚五郎のお噺。こちらは四天王で、かの日光の東照宮の「眠り猫」とは対で大晦日と元旦に鳴き合うと。落語には「ねずみ」「竹の水仙」「三井の大黒」とかありますが、講談では「陽明門の間違い」というのがあるんですが、是非聞いてみたいもんですな。
八方さんの「四天王寺の眠り猫」、思わず花月かホールに居るような気楽な心持で聞かせせて貰いましたで・・・。

これだけの熱演揃いの落語が、1000円とは「大阪落語祭」よろしおます。
今年も「歳末寄席」お願いしまっせ。


第三回大阪落語祭
立春大吉寄席~上方落語だらけの九日間~
2023年2月8日(土)午前11:00開演
心斎橋PARCO・SPACE14

一、桂三実・・・・「寿限無」
二、笑福亭喬介・・「饅頭怖い」
三、桂よね吉・・・「皿屋敷」
四、桂千朝・・・・「鹿政談」
仲入り
五、桂米紫・・・・「宗論」
六、月亭八方・・・「四天王寺の眠り猫」









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする