第187回・和泉ワンコイン寄席~2020.09.19
一、露の棗・・・・・・・・・・・「つる」
久しぶりの棗さん。 凄い上達ぶり、どっしりと構えた男仕立ての落語。
すべての落語の基礎が入っていると言われている「つる」。
これから棗さんらしさをどこに見いだすのか楽しみですな。
二、笑福亭達瓶・・・・・・・「お玉牛」
三代目春団治さん直伝の「お玉牛」。
あちらこちらに、ちらりと春団治師匠が垣間見られますが、
あのきたない言葉を使いながら、上品で粋に仕上げるには
なかなか難しいですな。
鶴瓶師匠に破門を解かれた記念すべき噺「お玉牛」、初心忘れべからずでは
ないですが、さらに磨きをかけて十八番にして欲しいですな。
三、笑福亭伯枝・・・・・・・「らくだ」
来る独演会のための、ネタおろしのためのお稽古の「らくだ」。
火屋場までは行かず途中まで、それでも50分の長講。
紙屑屋が段々酒に酔っていくが、兄貴分の熊五郎との立場が入れ代わる様が
なぜか弱く感じられる、元々紙屑屋のひとり台詞が多いのだが
熊を見ながらのその仕草に捨て台詞、たまに間にはさむ熊の気の弱さのしぐさ、目線、・・・ああ、やはり、ここって難しいんですな。
独演会まであと二カ月、どんどん磨きかけていくんですな。
第187回・和泉ワンコイン寄席
2020年9月19日(土)午後2:30開演
和泉シティプラザ3階
一、露の棗・・・・・・・・・・・「つる」
二、笑福亭達瓶・・・・・・・「お玉牛」
三、笑福亭伯枝・・・・・・・「らくだ」
次回・第188回和泉ワンコイン寄席
は10月17日(土)午後2:30開演です。
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